CVR改善を目指したプロジェクト。BtoBサービスのサイト制作をGIGに依頼した2つの理由|SALESCORE様|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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CVR改善を目指したプロジェクト。BtoBサービスのサイト制作をGIGに依頼した2つの理由|SALESCORE様
2024-10-10 事例インタビュー
GIGではこのたび、SALESCORE株式会社が開発・運営するセールスイネーブルメントSaaS『SALESCORE』のサービスサイトリニューアルをご支援いたしました。
「リニューアル以前は、コンバージョン=お問い合わせがあったユーザーからもサービスの特徴がよく分からないというお声をいただいており、情報が適切に伝わらないサイト構造や情報量の少なさに課題を抱えていた」と、SALESCORE 勝部さんはそう語ります。
本プロジェクトでは、リリース後にもサイト改善に取り組めるよう、GIGオリジナルのCMSである『LeadGrid』を採用して制作が進められました。今回は、SALESCORE 勝部さま、渡邉さま、そしてGIGの長谷川を交え、サービスサイトリニューアルのプロジェクトを振り返ります。
「BtoBサービスのサイト制作に実績とノウハウがある」GIGに依頼した背景
GIG長谷川:
まず、どのような背景から、サービスサイトのリニューアルに至ったのか教えていただけますか?
勝部:
リニューアル以前のサービスサイトは、無料デモや資料ダウンロード、お問い合わせといったコンバージョンが少なく、新規顧客との接点を生み出せていない状態でした。
コンバージョンが少なかった要因としては、情報設計が適切でなかったことがあげられます。SALESCOREというサービスが「どういった課題」を「どのような方法で解決するのか」という検討に必要な情報が、サイトを見ても分からない状況だったんです。
いま振り返ればサービスの特徴やサポート体制などがサイトを訪れたユーザーに伝わらず、魅力的に見えない設計になっていました。
渡邉:
サイトがそのような状態だったため、広告で流入を増やしても、コンバージョンにつながっていませんでした。
適切に情報が整理・掲載されていれば、仮に検索エンジンからの自然流入が少なくても広告流入でフォローできます。しかし、当時のサイトでは、広告経由で流入したユーザーのほとんどが、すぐに離脱してしまっていました。そのため、サイトを改修しない限り、どれだけ広告流入が増えても、コンバージョンにはつながらないなと。根本的な課題を解消するために、サイトリニューアルを決断しました。
GIG長谷川:
数多くある制作会社のなかから、GIGを選んでいただいた理由を教えてください。
勝部:
私が以前から「BtoBマーケティングに強いWeb制作会社」だとGIGを認知していたんです。今回はほかにも認知していたGIGさんを含む3社で、比較検討を実施しました。
サイトリニューアルにおける一番の目的は、サイトからのコンバージョン数を増やすこと。BtoBサービスのサイト制作の実績とノウハウをもっているかどうかを基準に、比較を進めていました。
もう1つ重視していたのは、円滑にコミュニケーションが取れるか。サイト制作のプロジェクトは、どれだけ認識をあわせ、対等な立場で本質的な議論ができるかが成功の鍵となります。そのため、ヒアリング力や提案力といった部分も判断軸として考えていました。
渡邉:
費用感を含めた各条件から検討し、最終的にGIGさんに依頼することを決めました。
正直、GIGが開発するCMS・MAツールである『LeadGrid』については、比較検討の際は重視していませんでした。というのも、以前まで弊社は他社のノーコードツールを使用しており、リニューアル後も継続して活用するつもりだったためです。
しかし、GIGとの打ち合わせを進めるなかで、LeadGridを使うことで初期のリニューアルコストを抑えつつ、これまでと同じような体制で社内運用が継続できそうだと思い、導入を決定しました。
写真:SALESCORE 渡邉さま、勝部さま、GIG長谷川
抽象的な要望を具体に落とし込む、GIGはその精度が高い
GIG長谷川:
今回のプロジェクトでとくに時間をかけたのは、サイト全体の情報設計でした。『SALESCORE』というサービスをはじめて知る、または導入を検討しているユーザーが、意思決定するために必要な情報を効果的に伝えられるよう、適切な動線を考えていきました。
また、本プロジェクトでは、キャッチコピーを含めてページ全体のライティングをGIGが担当しています。コピーに関しては複数回のミーティングを実施し方向性を決定しました。その際、デザイナーも参加することで、コピーとデザインの世界観・訴求要素の統一を図りました。ミーティング中に、コピーにあわせたデザインを作成し、それをたたき台として違和感がないか、魅力的に見えるかという点から議論していきましたね。
渡邉:
プロジェクト開始当初は、キャッチコピー含めてサービスの価値をどう伝えるかすら定まっていない状態でした。
GIGさんとは、実際のデザインやコピーの内容から、それをどう決めていくかといった制作フローから議論させていただきました。制作フローから相談できたことで、プロジェクトの進め方と目的が明確になり、共通認識をもてたのは非常に嬉しいポイントでした。
勝部:
また、GIGのヒアリング力と提案力にも驚きましたね。サービスとして何を打ち出すかなど、私たちのほうで具体的にイメージできていない要素も多々あったのですが、コピーやデザインを考えるなかでGIGさんは「それはつまりこういったことですか?」と、意図を汲み取ったうえで言語化してくれました。
渡邉:
プロジェクトを振り返ってみると、私たちの抽象的な要望を具体に落とし込む、その橋渡しの精度の高さをGIGさんには感じます。打ち合わせの中でも「こういった背景があって、こういったことを表現したいんです」と考えを伝えると、すぐに具体的なデザインやコピーに落とし込み提案してくれましたね。
たとえば今回のサイトだと、ファーストビューの少し下部に、円状の図が描かれています。ここは、『SALESCORE』のプロダクトとしての提供価値をどう伝えようか、どう表現しようかと頭を悩ませていた部分。想定していた以上のクオリティのデザインに仕上げていただき感動しました。
GIG長谷川:
プロジェクト進行に関して、印象的だったことはございますか?
勝部:
難しいプロジェクトだったと思いますが、丁寧に伴走いただいたと感じています。
今回のプロジェクトはかなり大変なものだったと思います。たとえば大企業が抱える既存ブランドであれば、サイト制作に使える画像やデザイン、コピー、情報などの素材が充実しているため、短納期でも対応しやすい。しかし、今回はほとんど素材が提供できないプロジェクトだったため、制作に時間と手間がかかったはずです。
納期とクオリティ、両面からのプレッシャーがある中で、私たちとの議論も欠かさず、私たちが担当するタスクにおいても厳密に進行管理をしてくれました。
受け身な姿勢で制作するだけの会社とだったら、きっとこのプロジェクトは完走できませんでした。心理的負担がある中で、最後まで伴走していただき、とてもありがたかったです。
GIG長谷川:
リリース時期が決まっていたので、リリース日程から逆算しすべてのタスクに期限を設定。その期限を両社とも厳守できるよう進行していきました。
常にスケジュールを意識しつつネクストアクションを踏まえた進行をすることで、スピード感を担保しながら、クオリティの高いサイトを制作できたと自負しています。
リリースはスタート。LeadGridを活用してCVRを高めていきたい
GIG長谷川:
あらためて、今回のプロジェクトのご感想をお伺いしてもよろしいでしょうか?
渡邉:
従来のサイトと比較して、情報が適切に伝わるサイトになったと感じています。
個人的に思い入れがある箇所としては、ファーストビュー。キャッチコピーを最大限活かすためにはどのような表現にするべきかと、何パターンもデザインをご提案いただきました。
勝部:
情報が伝わるサイトになったというのは、全くもって同意見です。
料金設定やサービスの特徴といった、伝えたいと思っていた情報を全て伝えられる。サービスサイトとしての役割を果たせるようになったと実感しています。
渡邉:
今後は、LeadGridを有効活用していきたいです。
現在サイトを運用するなかで実際に触っていますが、非常に使いやすいCMSです。直感的に操作できるため、これからもサイトの改修を進め、CVRを改善させていきたいと考えています。
GIG長谷川:
最後になりますが、今回のプロジェクトの感想をお聞かせください。
渡邉:
前提として、すごく感謝しています。
厳しいスケジュールの中で、私たちのほうで作業が間に合わず納期が遅れてしまうこともありましたが、GIGさんが先導して進行管理を進めてくれたおかげで、スピーディーにリリースできました。
もう1つ感謝したいことは、我々が打ち出したい価値を言語化し、コピーやデザインに落とし込んでいただいたこと。満足できる、いいものに仕上げていただいたと感じています。
勝部:
GIGさんにとっては、本当に大変なプロジェクトだったと思います。
制作素材もない、目指すべきサイトイメージも定まっていない。そんなところからのスタートだったのにもかかわらず、GIGのみなさんが、最後まで丁寧に支援してくれたことに感謝しています。
BtoBのサービスサイトは、リリース後の改善こそが重要だと思います。リニューアル後、サイトへの自然流入が増えており、改善施策を回せるような状態になりました。今後はサイトの反応をみて訴求要素を変えたり、CTAを改修したりと改善施策を進めていきます。
今回のプロジェクトでは本当にありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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