「ファニーではなくインタレスティング」なものを。読者との接点を広げるコンテンツ作り| セメダイン様|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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「ファニーではなくインタレスティング」なものを。読者との接点を広げるコンテンツ作り| セメダイン様
2025-02-07 事例インタビュー
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GIGではこのたび、セメダイン株式会社のオウンドメディアのコンテンツ制作をご支援しました。
同社が運営するメディア「CEMEDINE Style」では、定期的に記事を制作・公開。社内運用体制は整っているものの、定期的に安定して記事を公開することや、コンテンツの新鮮さを維持する方法に悩んでいました。
今回は、セメダイン 大村さまとプロジェクトを担当したGIG村田より、プロジェクトに至った背景からGIGを選んだ理由など、本プロジェクトを振り返ります。
コンテンツ制作に対する誠実な印象がGIGへ依頼する決め手に
GIG村田:
今回のプロジェクトに至った背景として、どのような課題感を抱えていたのか教えていただけますか?
大村:
弊社は、接着剤をはじめとする製品の研究開発から製造、販売を通じて「ものづくり」を幅広くサポートしている会社です。その一環として、私たちは「CEMEDINE Style」というオウンドメディアを運用し、活用事例などを発信しています。
メディアを運営するなかで、安定的に記事を公開できないことが課題となっていました。週1本の公開を目標としており、年間で約50本の企画を立てる必要があります。さらに、記事執筆を依頼するライターの確保も並行して進めなければならない状況でした。また、類似した企画が続くと、内容が単調に感じられることもあり、記事の新鮮さをどのように保てばいいんだろうと悩んでいたんです。
しかし、社内だけではなかなかこれらの課題を解決するのが難しく、コンテンツ制作をサポートしてくれるパートナーを探していました。
▲セメダイン株式会社さまが運営するオウンドメディア「CEMEDINE Style」
GIG村田:
プロジェクトのパートナーとして、GIGをお選びいただくまでの経緯を教えてください。
大村:
GIGさんを最初に知ったのは、マーケティング事業部長の内田さんに、「CEMEDINE Style」での記事の執筆を依頼したことがきっかけです。ご依頼のために直接お話する機会があり、そこで内田さんが所属するGIGさんのことを教えてもらいました。
依頼の決め手は、小さなことかもしれませんが、打ち合わせ時のお話しした印象がよかったから。直感的にですが、誠実にコンテンツを作ってくれそうだと感じました。また、こちらが想定していた費用感と、ご提示いただいた料金が予算に合っていたことも後押しし、GIGさんに依頼を決めました。
実現したかったのは「ファニーではなくインタレスティング」。代表的な商品を新たな視点で掘り下げる
GIG村田:
セメダインさまからのご依頼いただいたのは、企画コンテンツの制作。まずは、CEMEDINE Styleの既存コンテンツやSNSなどを通じて、会社や事業内容、カルチャーに対する理解を深めていきました。
その後企画案を検討し、今回のプロジェクトに合ったライターを複数人ピックアップしました。GIGもセメダインさまも「各ライターの個性を活かしたコンテンツを作りたい」という共通の思いがあったので、それを念頭に置きながら議論を重ね、企画をブラッシュアップしましたね。
大村:
GIGさんからご提案いただくライターや企画の内容が、私たちが思いつかないようなものばかりだったので、新しい発見やひらめきがたくさんあったことを覚えています。ただ目新しさを狙うわけでは決してなく、私たちのメディアが発信したいことや読者に適した企画を提案してもらっていました。
GIG村田:
大事にしていたのは「ファニーではなくインタレスティング」なコンテンツを作ることです。
セメダインさまからは、接着剤というイメージにとどまらず、より広い意味で「ものづくり」に強みをもつ会社だと伝えたいとご要望をもらっていました。そのため、単に接着剤を取り上げるだけでなく、同社が関わるさまざまな「ものづくり」の可能性を見せることが重要だと考えていたんです。
さらに、誰もが知っている接着剤という代表的な商品があるからこそ、それを新たな視点で掘り下げることも意識していました。これまで通り、実用的な活用法に関するコンテンツにくわえて、今回は商品をあまり使ったことがない読者にも、読んでもらえるようにすることに重きを置いていました。
大村:
とくに、「【波乱】AIが提案してきた「イケてる兜」を2歳児と作ろう」という記事が印象に残っています。この記事のテーマは、AIを活用した工作。デジタルとものづくりが融合する過程を取りあげるという新しい切り口で、ひとつの読みものとしても面白く作りあげてもらいました。
GIG村田:
工作をテーマにしたコンテンツでは、難しくて凝ったものを作らないといけないというイメージを持たれがちだと感じていました。しかし、この記事ではAIを活用した新しい工作の形を打ち出し、新規性を感じる内容に仕上げられたことから、大きな意味があったと思います。
▲「CEMEDINE Style」内の記事の一部
Xや展示会との相乗効果を実感。いままで以上に読者の存在を身近に感じた
GIG村田:
制作したコンテンツについて、ご感想を教えていただけますか?
大村:
じつは、コンテンツを公開した後に予想外の反応がありました。記事を読んだ社員が、その記事を執筆したライターがいる展示会に、実際に足を運んだみたいなんです。このように、記事が誰かの行動に影響を与えたんだと実感し、読者の存在をいつもより身近に感じて嬉しかったです。
また、この展示会では記事内で紹介されていた接着剤のぬいぐるみも展示されており、私自身もその場に行きました。その際、展示会の様子をXに投稿したところ、たくさんのリツイートやいいねをいただき、その反響にとても驚きました。
これは、記事とXでの発信、そして展示会というリアルな場での交流がうまく連携した結果だと感じています。まさに、私たちが求めていたようなインタレスティングな記事を実現できました。
▲「CEMEDINE Style」内の記事の一部
GIG村田:
今後の展開や展望についてはどのように考えていますか?
大村:
今回のプロジェクトを通じて、新規ライターの起用や展示会と連動したコンテンツなどを通じて、新しい切り口を試みることができたと思います。これからは、私たちのメディアを見たことがない新しい読者層にも、もっと見てもらえるようなメディアにしていきたいです。
そのために、安定してコンテンツを公開し続けられるような制作体制も、より一層強化していきたいと考えています。
GIG村田:
最後に、プロジェクトを通じての感想を教えてください。
大村:
公開スケジュールから逆算して、その計画通りに確実に制作してもらえたので、進行に安心感がありました。また、コンテンツの内容も柔軟に調整してもらい助かりました。私個人としても、村田さんが丁寧にコミュニケーションしてくださり、プロジェクトを進めやすかったです。ありがとうございました。
GIG村田:
今回コンテンツを制作するにあたって、大村さまに取材や撮影にご同席いただくこともあり、非常にありがたかったです。そのおかげで、実際に製品を使っている方の熱量や温度感を反映したコンテンツを作れたと感じています。
こちらこそありがとうございました。
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GIG BLOG編集部
株式会社GIGのメンバーによって構成される編集部。GIG社員のインタビューや、GIGで行われたイベントのレポート、その他GIGにかかわるさまざまな情報をお届けします。