本質的な価値は、常に顧客の中にある – マーケター・早河 太貴|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

本質的な価値は、常に顧客の中にある – マーケター・早河 太貴

2023-01-04 カルチャー

GIG社員メンバー第61回は、マーケターの早河 太貴さんにお話を伺いました。

早河 太貴(はやかわ ひろたか):1997年3月生まれ。アドテクノロジー企業、SNSマーケティングの支援会社など数社を経て2021年9月に株式会社GIGに入社。現在は、フリーランス・副業人材と企業のマッチングサービス『Workship』のプロダクトマーケティングマネージャーとして、戦略の設計から施策実施までを一気通貫して担当。


音楽の仕事からマーケティングの世界へ。複数社経験して芽生えたプロダクトマーケティングへの想い

―これまでのご経歴を教えてください

社会人としてのスタートは音楽関係の仕事でした。楽曲制作をしたり、ギタリストとして演奏したり。活動を続けていくなかで、次第に自分が作る音楽よりも、どうすれば自分が関わったバンドが注目されるかを考えるようになり、音楽分野に限らず「マーケティング」という仕事に興味を持ち始めました。

とはいえ、自分はマーケティングに関して完全な未経験。いきなり会社でマーケターとして働くのは難しかったので、知人の紹介で入った外資系IT企業でカスタマーサクセスやローカライズの仕事からキャリアをスタートさせました。

その後転職。アドテクノロジー企業でのWeb広告運用やSNSの支援会社でのプランナー、マーケターを経て、WorkshipのマーケターとしてGIGにジョインという流れですね。

―複数の会社でIT分野、マーケティングを経験してきたんですね。そこからGIGに転職しようと思ったのはなぜですか?

「マーケティングについて、もっと上流の部分を経験したい」と思ったことが一番の理由です。これまでは複数のクライアントを相手とし、Web広告やSNSなどのきまった分野でプロモーションを考えることが多かったんです。

そうではなく、1つのプロダクトに注力し、もっと上流の、幅広いマーケティングを経験してみたくなったんです。プロダクトを成長させるために、広告もSNSもメディアも、全部を通じて戦略設計してみたいと考えていた時期に、GIGの「Workshipを成長させるマーケター募集中」が目に入り、応募しました。

―マーケターの募集は他社でもあったかと思いますが、そのなかでGIGに惹かれた理由はありますか?

「Workship」というサービスに魅力を感じたからです。採用ってどんな時代であっても変わらず必要とされることですよね。IT人材の不足が嘆かれるこの時代に業務委託や副業人材に着目したWorkshipのサービスは面白いと思いました。

そしてなによりも、Workshipはまだまだ成長の余地があったことが理由のひとつです。ほかの人材紹介サービスは成熟しているものが多かったけれど、Workshipはこれからのサービスだと感じました。また、自分が持っていたスキル・ビジョンとWorkshipというサービスから求められているところがマッチしていたことにも惹かれました。


Workshipを成長させるために、やれることは全部やる。たどり着いたのはサービスの一新

―現在の仕事内容について教えてください!

入社してから1年、ずっとWorkshipのマーケティングを担当しています。具体的には、「Workshipを多くの方に知ってもらい使ってもらうこと」を目的に、登録企業数とユーザー数の増加施策を考えています。

施策はさまざまで、Webメディアの運営やホワイトペーパー制作、ウェビナーなど。それぞれをどう組み合わせれば、Workshipの利用者数を増やせるかを設計しています。

―全体設計ってとても大変そうですね……。仕事をしていて壁にぶつかったことはありますか?

今まさにWorkshipを活用してくださる企業をどう増やしていくかで、壁にぶつかっています。

当初、僕の見立てではメディアやホワイトペーパーを活用してリード(見込み客)を獲得すれば、それに比例してWorkshipへの登録企業数も増えると思っていました。ところが想定通りにはいかなかったんです。

それからはトライアンドエラーの日々。リード獲得までの動線改善、営業プロセスの見直しなど多岐に渡る改善をチーム全体で取り組んできました。そのプロセスの中でWorkshipが利用企業に提供できる価値に向き合い続けた結果、「Workshipのビジネスモデルに課題があるのではないか」という結論に至りました。これまでのWorkshipは利用前に費用をお支払いいただくことで、Workshipに登録されている人材を確認できるビジネスモデルでした。しかし企業側の視点に立ったとき、「人材のデータベースを持っていることに価値があるのではなく、採用に繋がって初めて価値を感じるのではないか」と考えたんです。

そこで打ち出したものが、Workshipの料金体系の一新。企業は初期費用無料で登録人材をすぐに確認できるように変更し、採用に繋がってから利用料をお支払いいただくモデルに変更しました。これは、チーム全体でWorkshipが提供できる価値に向き合い続けたからこそ生まれた施策です。検証を続ける日々は変わらないですが、今後もチーム全体で取り組んでいきたいと思っています。

―Workshipが今後どうなっていくか楽しみです! 早河さんが考えるマーケティングのおもしろさってどういうところにありますか?

正解がないところですね。ゴールを設定したときに、それを達成するための選択肢って無限にあるんですよ。マーケターはそのなかで、最短でゴールできる、より良い結果を残す確率が高いものを調査や検証を繰り返しながら選択しなければいけません。そしてそれを選んだとしても、成功するかはわかりません。それが面白いんです。成功したら成功の理由を考えて、うまくいかなかったらうまくいかない理由を考えて……。その思考プロセスそのものが、マーケティングのおもしろさですね。


自責で考える人が多いのがGIGの良さ。チームで成長していきたい

―仕事をするなかで、GIGにはどんなメンバーが多いと感じますか?

自責で行動している人が多いですね。課題やサービス、利用するお客様に対しての向き合い方について、「自分で改善できるところはないか、向き合い方はこれで正しいのか?」を考えられる人が多いと思います。

何か問題が発生したとき、自分の問題として捉えるか、相手に問題があると捉えるかでは大きな違いがありますよね。そのときに、GIGは圧倒的に自分の問題として捉えられる人が多い。それがGIGにいる人の多くに感じる魅力です。

―今後GIGで改善していきたいことはありますか?

より意見を言いやすいチーム作りをしていきたいです。入社してから1年ちょっと。プロダクトのビジネス面を統括する立場となり、組織作りについても考えるようになりました。

今後よりWorkshipを成長させるためには、自分だけではなく、チーム全体で目の前の課題に向き合い、仮説を立てて検証する必要があります。そのためには、立場は関係なく、フラットに意見を言いやすい環境作りが必要かなと思うんです。それを他事業部とも共有することで、Workshipだけではなく会社全体で成長していけるんじゃないかと考えています。

―最後に早河さんの夢を教えてください!

マーケティングの力で、良いプロダクトをたくさんの人に知ってもらえる世の中にしたいです。

日本は業界問わず、素晴らしいプロダクトがたくさんありますよね。ただ世の中に適切に認知されていないことで、日の目を浴びないものもたくさんあると思います。そういったプロダクトをたくさんの人に知ってもらえる手助けをしていきたいです。

―ありがとうございました!!


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現在GIGでは、マーケター職をはじめとしたメンバー募集を積極的におこなっています。

「一緒に仕事がしてみたい!」という方。Good is goodな世界を目指して、ぜひ一緒にたくさんの挑戦をしていきましょう。

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田桐 昂弥(コヤ)

株式会社GIG メディア事業部 編集。1997年2月生まれ。名古屋大学大学院を卒業後、食品メーカーを経てGIGへジョイン。服と音楽と読書が好き。そしてサバ缶に詳しい。