エンジニアは「エンジニアリング」だけでいいのだろうか? 開発側だからこそ、ユーザー目線を大切に【事業部長インタビュー #04】|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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エンジニアは「エンジニアリング」だけでいいのだろうか? 開発側だからこそ、ユーザー目線を大切に【事業部長インタビュー #04】
2022-05-25 カルチャー
───GIGを先頭でひっぱる事業部長たちは、ふだんどんなことを考え、どんな想いで仕事しているのだろう?
GIGメンバーの中でも「事業部長」にフォーカスし、メンバーや仕事への想いを聞いていくインタビュー連載。
第4回は、開発事業部 部長の石倉 彰悟さん。「常にお客様にとってなにが最善かを考える開発集団でありたい」と語る、石倉さんのマネジメントと事業部の未来を伺いました。
石倉 彰悟(いしくら しょうご):SkillShare事業本部 開発事業部 事業部長(PdM)。ソーシャルゲーム会社でカスタマーサポートとして従事した後にエンジニアに転身。大手決済システムやEC系Webサービス等の開発業務を経て、2018年7月GIGにジョイン。『Workship』の開発組織の責任者として、施策の立案、開発、品質管理、プロジェクト管理を一貫して行う。
ただ手を動かすのではなく「何が最善か」を考える
―まずは開発事業部の「事業内容」と「メンバー」について教えてください。
開発事業部は、フリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』の開発を担う部隊です。エンジニア、デザイナー、カスタマーサポート計10人で構成されています。
僕らの主な仕事は、マーケティング事業部と協力してより『Workship』がよいものになるよう開発を進めること。カスタマーサポートが窓口となり、フリーランスや企業といったユーザーのみなさまのご意見を集め、それをサービスに反映していく役割を担っています。
―エンジニアやデザイナーといった職種のメンバーは、お客様の声を聞く機会はあまりないのでは……?
エンジニアやデザイナーって、職人気質な印象を持たれることもありますよね。
でも『Workship』では、もくもくと一人で進めていくというよりも、それぞれがお客様にとって何が最善かを考えながら、機能のデザイン・開発を行うことができる文化が根底に備わっていると思っています。
僕自身、過去にカスタマーサポートを担当していた経験から、お客様の声というのはサービス作りに欠かせないものだと感じています。
その代表的な例が、1日の終わりに行っている共有時間。カスタマーサポートを通じて「今日届いた要望」をプロジェクトメンバーに共有するようにして、その意見をプロジェクトメンバーがしっかりとチェックする時間を設けています。その後、週1で「どの要望を先に改善すべきか」をメンバーですり合わせ、迅速に改善プロジェクトが進められる体制を整えてもいるんです。
実際に『Workship』を使ってくださるのはお客様ですから、その意見はしっかりと受け止めていきたいですよね。
―お客様の意見は、セールスメンバーが聞いてくるだけじゃないんですね!
もちろん、セールスメンバーがヒアリングする場合もありますし、それ以外でもさまざまなタイミングで意見をいただいています。お客様の声をしっかりキャッチアップしてスピーディーに対応するための一環として、カスタマーサポートも存在しています。
お客様の声とデータを元に、僕らは今何を改善すべきかを常に考えるようにしています。『Workship』は使っていただきやすいサービスでありたいと思っていますから、どんな小さな意見でもぜひお問い合わせいただきたいです!
すべては“人”に向き合うこと。メンバーにもお客様にも、正面から向き合いたい
―事業部メンバーへの接し方で、気を付けていることはありますか?
事業部メンバーに対しては、ちゃんと真正面から向き合える人でありたいと思っています。『Workship』を運営しているメンバーも、使っていただいているフリーランス・副業の方も、企業の方も、すべては“人”だと思っているんです。
メンバーやお客様問わず、その人のやりたいことに寄り添ったり、課題を一緒に解決したり、僕ができることを精一杯やっていくことを大切にしています。
―事業部長としてうれしかったことはありましたか?
『Workship』を通じて、フリーランス・副業のユーザーと企業がつながっていただけたときです。僕らが自信を持って作ったサービスを実際に使っていただいて、フリーランス側、企業側双方がよりよい方向に進んでくれたときは、なおうれしいですね。僕は『Workship』リリース時からのメンバーなので、よろこびはひとしおです。
―対して、苦労したことはありましたか?
いわゆる中の人として、「開発者目線」「運営者目線」というバイアスにとらわれることなくサービスを成長させていくことです。
僕らは共通して「もっといいサービスにしたい」という目標を持っていますが、運営者目線の課題とお客様が持っている課題は違いますよね。運営者目線の課題ばかり解決していては、お客様が本当に使いやすいサービスにはならないはずです。
冒頭でも挙げましたが、本質に立ち返ってお客様の声に耳を傾けること、フラットな視線で開発を行うことができる環境づくりを日々考え続けています。
「フルスタックエンジニア」の一歩先へ
―GIGは比較的若いメンバーが集まっていますが、マネジメントの工夫があれば教えてください。
チーム内の情報をできるかぎりオープンにすることです。チームメンバーが、今なぜこのプロジェクトをやっているのかといった意味や背景を理解できるように、情報の見える化を進めています。
またチーム内だけでなく、話しやすい環境づくりを心がけています。職種が違ったりするとどうしても遠慮してしまう場面があると思うのですが、事業部の隔たりなく、誰でもフラットに意見を発信できる環境が大事だと考えています。それがメンバー全員が一つの目標に向かうことができる一つの良いきっかけになったらうれしいですよね。
―約4年前のインタビューでは、「フルスタックエンジニアになりたい」と答えていましたが、今はいかがですか?
以前のインタビュー時はまだ自分も発展途上で、自分自身の成長にフォーカスしていました。当時の「フルスタックエンジニアになりたい」は文字通り、なんでもこなせるエンジニアになりたいという意味でした。今は少し視点が変わり、どうやったら社会貢献ができるかという点にシフトしていますね。
『Workship』という、サービスを作るメンバーとして、職種という領域に囚われず常に最善策を考え、取り組むことができる人でありたいと考えています。そういった意味で、今は「一歩先を行くフルスタックエンジニアになりたい」ですね!
「開発事業部」が描く未来とは?
―では最後に「今後『Workship』が提供していきたい価値」と、そのなかで開発事業部が担う役割について教えてください。
役割としては、前回のマーケティング事業部インタビューとまったく同じで、SkillShare事業部のPURPOSEである「都市部と地方の格差をなくす」ことを実現していきたいです。今、『Workship』に登録いただいているフリーランス・副業ユーザーの43%は地方に住んでいる方なんです。つまり、それだけ優秀な人材が全国にいるということ。なのにそのスキルを活かせなかったり、企業側としても「地方在住だから」と優秀な人材をとりこぼしてしまっているのはもったいないと思うんですよね。
せっかくスキルを持っている方が、働く場所で制限されることなく挑戦できる基盤として『Workship』を選んでいただけるよう、これからも頑張っていきたいです。
―ありがとうございました!!
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