丁寧なコミュニケーションで、クライアントの課題を解決するデザインを実現 – デザイナー・石井恭子|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

丁寧なコミュニケーションで、クライアントの課題を解決するデザインを実現 – デザイナー・石井恭子

2020-04-16 カルチャー

GIG社員インタビュー第35回目はデザイナーの石井恭子さんにお話を伺いました。

石井 恭子(いしい きょうこ):デザイナー。玉川大学文学部に在籍するかたわら、桑沢デザイン専門学校 基礎造形専攻でデザインを学ぶ。制作会社でグラフィックデザインとWebデザインをそれぞれ経験したのち、2019年4月にGIGにジョイン。現在はデザイン事業部にて、クライアントワークを行う。


「渡す側ももらう側もわくわくして嬉しいもの」を作りたい

――前職の仕事内容について教えてください。

前職でもデザイナーとしてWeb制作に携わっていました。主な仕事がクライアントワークだったので、仕事内容は今とほとんど変わりません。その前に在籍していたグラフィックデザインの事務所では、アシスタントも経験しています。

グラフィックデザインとWebデザインという、同じデザインでもまったく毛色の違う仕事を経験できたことが、「媒体やお客様に合わせて」デザインを提案する、いまの仕事の幅を広げてくれていると感じます。

――グラフィックとWebの両方を経験されているのですね。どのような経緯でデザイナーを志したのですか?

もともと、どこかにお出かけしたときや誰かに会いにいくとき、人に渡すお土産を選ぶことが大好きで。お土産屋さんで、きれいに包装されたお菓子が並ぶのを見たり、受け取った相手の顔を想像したりすると、わくわくするんです。そこから、「渡す側ももらう側もわくわくして嬉しい」ものを作りたいなと思ったのがきっかけでした。

小学生の頃にノートの落書きを友達に褒められて以来、イラストを描いたりものを作ったりすることは好きだったので、専門学校やデザインの予備校に通い、仕事としてデザインの世界を目指すようになりました。


「お願いしてよかった」の言葉をきくために

――GIGにジョインした理由を教えてください。また、抱いていた印象との入社後のギャップはありましたか?

デザイナーとしての経験を積むなかで「もっといろいろな制作会社のやり方をみて、自分とは違う仕事のやり方をもつ人とも一緒に働いてみたい」と思って転職に踏み切って。数社選考が進むなかで最後に面接を受けたのがGIGでした。

以前から知っていた岩上さんが立ち上げた会社、ということで興味をもったのですが、すでに他社から内定をもらっていたので、最初は「いちおう受けとこうかな…」くらいの気持ちで(笑)。ですが、ブログで社員インタビューやイベントレポートを読んでいくうちに「若くて面白そうな会社だな」とわくわくできたことが、最終的に入社の決め手になりました。

前職と比べて社員の人数が多く、気が合わない人も多いのでは……という不安もありましたが、GIGは優しくてものづくりが大好きな人ばかり。いい意味でギャップを感じたのを覚えています。

――現在GIGではどういう仕事に取り組んでいますか?

デザイナーとして、クライアントのサイトが抱える悩みや要望をもとに、サイトの立ち上げやリニューアルのお手伝いをしています。

デザイナーといっても手を動かす業務だけでなく、まずはクライアントの事業理解、競合サイト調査を経て、ディレクターが作る要件定義書をもとにデザインの方向性を考えることから始まります。さらに、メインカラーやトンマナなど細かい要素を検討しながら、クライアントとイメージを共有するための資料を作成。資料をもとにヒアリングを行い、具体的な要望を反映しながら、デザインの提案につなげていきます。

デザイン提案は制作のなかでももっとも重要な過程のひとつで、いまだに緊張する場面でもあります。納得していただける提案に仕上げるためにも、調査やヒアリングは丁寧に、力をいれて取り組んでいます。

また、他職種と関わり合って制作を進める場面もたくさんあります。コンテンツチームと記事のトーンやテキスト量を調整したり、実装の際にエンジニアから使いやすい仕様の提案をもらったり。互いに意見を出し合ってより品質を高めていく過程に、チームで制作することの楽しさを感じています。

――仕事のなかで心がけていることはありますか?

クライアントから難しい課題を提示されたときに、すぐに「できません」と答えるのではなく、予算内で他にできることはないかを考えて提案するよう心がけています。

また、追加の要望やフィードバックをいただくときも、鵜呑みにせず話し合いながら、「サイトにとって本当にいい形」を追求するようにしています。「なんでも言うことを聞いてくれる」人になるのではなく、プロとしていいものだけを提供していきたいな、と。クライアントの要望とは一見違う提案をすることもありますが、きちんと説明して同じゴールを目指せれば、最終的に満足していただけると思っています。

――仕事のやりがいはどこにありますか?印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

サイトが完成したときに、クライアントからお褒めの言葉をいただくことや、「お願いしてよかった」と言っていただくことが、一番のやりがいです。

制作しているときは「変なものを世の中に出してしまったらどうしよう」「デザインがダサいと思われたらどうしよう」と常に不安を抱えていて。正直、素直に楽しいとは思えないんです。でも制作しているときが苦しいからこそ、「あ、いいですね」と小さな一言でも、ポジティブな反応には救われます。

印象に残っているのは、物流会社のコーポレートサイトのリニューアル案件です。リニューアル前のサイトは、業界的にすこし堅い印象であることも手伝って、レガシーな印象が拭えないところに課題を感じられていて。先方からは、サイトを訪れた就活生に与える印象も考えながらリニューアルしたい、とご要望がありました。

現状がレガシーだからといって、ただデザインをモダンなものに変えるだけでは、なんの業種か分かりづらくなったり、信頼感を損なってしまったりする可能性があります。「印象を崩しすぎず、古臭くもなりすぎない」よう意識してデザインしていきました。

リニューアル後にご担当者様から「自慢できるサイトになった」と言ってもらえたのがとても嬉しく、記憶に残るプロジェクトになりました。


チームの力で、いいデザインを追求していく

――GIGではどういう人が活躍していますか?

プロジェクトや仕事に対して、「どうしたら一番よくなるのか?」と自分ごとで考えられる人が活躍しています。

社内でも相談しあったり意見を出しあったりする機会がよくあるのですが、自分の担当するプロジェクトでなくてもアドバイスや改善案を出してくれる、尊敬できるメンバーがたくさんいます。そうした責任感の強い人たちが、みんな共通して「いいものを作ろう」と考えて動いていることが、GIGの強みにもなっていると思います。

――成長を実感したエピソードを教えてください。

完成前のデザインを見て「これはちょっと微妙だな……」と思えるようになったことです。

「もっといいものが作れるはず!」と思えるだけの知識や技術が身についてきたのかもしれません。

仕事を通じて経験を積むだけでなく、プライベートでも積極的にWebデザインの勉強に取り組んできました。デザインの引き出しが増えるように、本を読んだり毎日たくさんのWebサイトを見たりしています。そのなかでいいなと思ったデザインはトレースしたり、専用のツールを使ってフォントサイズやコンテンツの幅、色味などを調べたり。そうした日々の小さな積み重ねが、着実に身になってきているなと感じています。

――GIGで挑戦したいことを教えてください。

チームでのコミュニケーションを活発化させて、アウトプットの質をさらに高めていきたいと思っています。

最近行われた組織体制変更に伴って、これまで別々のチームで制作を行っていたデザイナーが、一つのチームにまとまって所属するようになりました。制作中に「これでいいのかな?」と疑問が生まれたとき、同じ職種の人にすぐ相談できる環境になったことがとても心強いです。チームみんなの力を集結して、より「いいデザイン」を追求していけることを期待しています。

「いいデザイン」というと曖昧ですが……やはりWebの場合、ユーザーにとって「いかに使いやすいか」が鍵かなあと。サイトのメッセージを届けるためには、まず最後まで読んでもらうことが必要ですよね。その大前提には「使いやすさ」があると思うんです。

そうした「ストレスなく知りたい情報を受け取れる」サイトをデザインすることにプラスして、その企業やそのサービスでしかありえないデザインを実現していきたいですね。その企業・サービスの「らしさ」は、色やあしらいの無数の組み合わせやバランスによって表現されるもので、正解はありません。それが難しくもあり、面白くもあります。これからもとことん丁寧に「いいデザイン」を追求していきたいです。

――ありがとうございました!


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