Web記事のタイトル付け、何となくでやってない?意識すべき5箇条|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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Web記事のタイトル付け、何となくでやってない?意識すべき5箇条
2024-02-27 制作・開発
こんにちは、株式会社GIGでメディア事業部長を務める内田一良(じきるう)と申します。
これまで日本最大級のフリーランス・副業メディア『Workship MAGAZINE』をはじめ、数々のメディアプロデュースおよびコンテンツマーケティング支援を行ってきました。
自分はあくまで「編集者」を名乗っており、コンテンツ制作には矜持をもって取り組んでいます。そしてそのこだわりは、事業部メンバーにも定期的に伝え続けています。
しかし、Web記事制作においてなぜか軽視されがちなものがあります。それは「記事のタイトル」です。
日々多くの記事を捌かなければいけない編集者は「いちいち記事のタイトルなんか考えてられないよ……」という人もいるかもしれません。しかし、タイトルは記事の顔です。ここで興味を引けなかったらそもそも読まれもしません。タイトルは、記事の本文以上に力を入れるべきポイントであると筆者は考えています。
この記事では、自分がWeb記事を作るうえでとくに気をつけている「タイトル付け」の5箇条をご紹介します。
1. 1秒で理解できる / 1秒で気になるタイトルか?
「たった1秒!?」と驚かれるかもしれませんが、本当に1秒です。
2020年に読売広告社が行った調査によると、Twitter(現X)のタイムラインに流れる1投稿あたりの平均滞在時間は、わずか1.08秒とのことでした。
また2023年にBACKLINKOが行った調査によると、Googleの50%のユーザーは検索後9秒以内にクリック行動が発生しています。つまり9秒以内には、たくさんの情報が並んだ検索結果画面からほしい情報を見つけ出しているのです。
これらのことからも洞察できるように、多くの人は流れる情報のなかから素早く必要な情報を洗い出していることがうかがえます。
ゆえに、1秒なのです。1秒で理解できないor興味の引けないものは、スルーされる可能性が高まります。
自分の設定したタイトルが1秒で理解できるか。1秒で「おっ?」と足を止められるか。タイトル設定の時に意識してみましょう。
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2. 目を惹く情報を「左寄り」に配置できているか?
前項と絡んできますが、目を惹く情報はタイトルの左側に配置するのがおすすめです。
やや古いデータですが、2006年にニールセル・ノーマン・グループが行った調査によると、ユーザーはGoogle等の検索エンジンを含むWebページを、以下のように読むことがわかっています。
ステップ1. まず一番上の文章を横に読む
ステップ2. 次に少し下の文章を途中まで横に読む
ステップ3. 最後に画面左側だけを縦に読む
これは「F字型パターン」とよばれ、多くのユーザーはこのような目線誘導を行っています。
ここから言えることは、ほとんどのユーザーは「画面上側&左側」しか見ていないという事実。つまり、タイトル左側に目を惹く情報が入っていないと、ユーザーに「このページは私には関係ない」と判断されスルーされてしまう恐れがあるのです。
SEOにおけるキーワードをはじめ、アイキャッチとなる引きの強いことばなど、タイトル冒頭には思わず目を止めてしまうような情報を入れてみましょう。
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3. 情報が多すぎないか?
先述の「1秒で理解できるか?」にも通じますが、タイトルの情報量が多すぎると理解に時間がかかり、主旨もボケてしまいます。
何文字が適切かは、配信媒体やデバイス、閲覧環境によって変わるため、あらゆる場合における最適解を出すことはできませんが……「おおむね25〜30字以内」を目安にするのがおすすめです。25〜30字以内であれば多くの主要な媒体でタイトルが切れず、全体が表示されます。
なお、一般的な社会人が文字を読むスピードは、1分あたり約600文字、1秒あたり約10文字という調査があります。それを踏まえてここまでの内容をまとめると、「1秒以内に興味を引けて、3秒以内に全体を読めるタイトル」がベストと考えられます。
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4. クリックする動機 / ユーザーは明確か?
ここまでの3つが満たせていても、そもそも「クリックする動機がわからない」タイトルは望ましくありません。
結構ありがちなのが、「〜〜〜について」「〜〜〜とは」といったタイトル。それについて解説していることは分かるものの、具体的に何が述べられているかわかりませんよね。そのテーマに対して、ユーザーが求めているものや、ユーザーに気づきを与えるようなタイトルが望ましいです。
例)
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また、ターゲットユーザーを広く取りすぎるのもよくありません。多くの人に記事を読んでもらうにはターゲットを広くしたほうが良さそうにも思われますが、いまは情報過多な時代です。「これは私のための記事だ!」と思ってもらえないようなものは、そもそも見向きもされません。
自分が本当に伝えたいユーザーに、あえてターゲットを絞ったタイトル付けをするのも時には大切です。
例)
全人類が知るべきLTV(顧客生涯価値)について
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SaaS業界においてLTV(顧客生涯価値)はなぜ重要とされるのか?
5. タイトルと本文に乖離はないか?
どんなに訴求力の高いタイトル付けができたとしても、本文の内容と乖離があったら、当然ながら読者満足度は下がってしまいます。
また、誇大広告や過度な煽りを含むタイトルは、いわゆる「釣りタイトル」として読者の信頼を落としてしまう恐れもあります。
SEOの観点でも、ユーザビリティの観点でも、ブランドイメージの観点でも、タイトルと本文の内容は一致させるよう心がけましょう。読者に対して、誠実なタイトル付けが大前提です。
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※事実であることが大前提です
株式会社GIGはWeb記事の制作代行 / 支援を行っています
以上、編集チームをマネジメントする筆者の目線からお届けしました。
改めて、Web記事のタイトル付けで気をつけたいポイントは以下の5つになります。
- 1秒で理解できる / 1秒で気になるタイトルか?
- 目を惹く情報を「左寄り」に配置できているか?
- 情報が多すぎないか?
- クリックする動機 / ユーザーは明確か?
- タイトルと本文に乖離はないか?
なお、これら全てを完璧に満たしたタイトル付けをするのは、決して簡単ではありません。媒体や目的によっても、求められるタイトル付けは異なるでしょう。
ただ、このあたりのタイトル付けを意識しておくことで、目を惹きつつ、かつ誠実なタイトル付けができると筆者は考えています。Web記事のタイトル付けの参考になれば幸いです。
なお筆者の所属する株式会社GIGでは、この記事で解説したタイトル付けのポイントも活かしつつ、プロフェッショナルの編集者・ライター陣がコンテンツ制作を行っています。お客様のオウンドメディアや採用サイト、導入事例インタビューなどさまざまなシーンのコンテンツを制作代行 / 支援しています。
コンテンツ制作にお悩みの事業者さまは、ぜひ一度お問い合わせください。お客様の課題に合わせた丁寧なヒアリングのうえ、最適なソリューションをご提供します。
また、ともにGIGの未来を作ってくれる編集者(正社員)も募集しています。いつでもご連絡くださいませ!
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内田 一良(じきるう)
早稲田大学および同大学院卒。株式会社GIGにてMarketing事業部長。日本最大級のフリーランス・副業メディア『Workship MAGAZINE』のほか、数々のメディアのプロデュースを担当。メディア運営、コンテンツ制作、SEO、SNS、AIに詳しい。ウイスキーとストリートダンスが好き。