【2024年版】UXデザイン成功事例6選!改善点がわかるチェックリスト付き|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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【2024年版】UXデザイン成功事例6選!改善点がわかるチェックリスト付き
2023-06-01 制作・開発
効果的なユーザーエンゲージメントとブランド認知度向上を実現するUXデザイン。自社のWebサイトやアプリにUXデザインを取り入れる効果は高く、多くの企業が導入を進めています。
一方で「どうしたら自社サイトのUXデザインが改善できるのか分からない」「競合と差別化するにはどうすればいい?」と、頭を悩ませるWeb担当者も少なくありません。
そこで今回は、UXデザインの成功事例6選をご紹介。今すぐ真似したいUXデザインのポイントや改善のための具体的なステップが分かります。
事例を通して実践的なUXデザイン戦略を編み出し、自社サイトをグロースさせましょう。
弊社GIGでは、コンセプト設計等UXデザインの領域から包括的な支援が可能です。ウェブアクセシビリティ対応にお悩みなら、お気軽にご相談ください。
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UXとは?
UXとは、User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略で、ユーザーが製品やサービスを利用するときの「体験・感覚・感情のすべて」を指しています。
UXは日常生活にも溶け込んでおり、次のような場面で、無意識のうちに利便性を感じています。
- 整然と並べられ、目的の商品を簡単に見つけられる、近所のスーパー
- 分かりやすい案内看板と時刻表により、どこへ行くにも迷わない、公共交通機関
- 本のカテゴリーが明確で、探している本がすぐに見つかる、図書館
ユーザーにとって快適で直感的な「使い心地」を提供することが、UXデザインのポイントと言えるでしょう。
UXを改善するべき理由
UXの改善は、Webサイトの成功に欠かせない要素の一つです。なぜなら、快適なUXを提供することで、ユーザーは製品やサービスを何度も利用したくなり、結果としてビジネスの成長につながるからです。
また、「ユーザーが質問する前に回答を提供する」ような、ニーズや価値観が理解されたUXデザインは、エンゲージメントを向上させる要因にも繋がるでしょう。
「そもそも自社サイトの改善点が分からない」と感じたら、以下のチェックリストを参考にしてみてください。各項目と照らし合わせれば、UXを向上させるためのヒントが見つかるはずです。
項目 | ✓チェック |
①利用するための心理的障壁は低いか | |
②機能はユーザーの知識レベルに合っているか | |
③操作を開始した直後に成功体験を与えられているか | |
④機能が似ているアイテムはグループ化されているか | |
⑤ストレスのないヘルプ機能が設定されているか | |
⑥注意を喚起するメッセージに一貫性があるか | |
⑦時間を空けて操作しても不快感がないか | |
⑧動作に合わせたアニメーションが設置されているか | |
⑨記憶せずとも見れば分かるようになっているか | |
⑩色覚障がい者に配慮したカラーフィルターを設置しているか |
※「ヤコブ・ニールセンのユーザビリティ10原則」に基づいて作成しています。
ユーザビリティを高める要素は一つではありません。Webサイトを総合的に評価して、必要な改善を見極めましょう。
UIとの違い
UI(User Interface)は、製品やサービスとユーザーとの接点を表します。UIデザインには、サイトデザイン・ボタン・アイコンなど、ユーザーが見たり触れたりする視覚的な要素が含まれるのが特徴です。
WebサイトにおけるUIの具体例は、以下のようなものがあります。
- TOPに戻るボタンがどこからでもすぐに見つかる
- テキストリンクの位置や色が自然で、目立つ
- 入力フォームに補助機能がついていて、操作が簡単
一方、UXはUIよりも広い概念で、ユーザーが製品やサービスを使用する際の全体的な体験を指します。
UIはUXの重要な一部分となっており、これらが組み合わさることで、ユーザーに対してより大きな価値が提供され満足度の高い体験に繋がるのです。
優れたUXのWebサイト・アプリ
UXデザインの特徴を理解するには、優れたWebサイト・アプリからヒントを得ることが大切です。UXデザインを改善して成功した事例を6社紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【優れたUXのWebサイト・アプリ】
1.八芳園
2.クックパッド
3.角上魚類ホールディングス
4.Shake Shack(シェイクシャック)
5.千葉銀行
6.Spotify
事例①八芳園
八芳園のオンライン結婚式「WE ROOM」は、コロナ禍の制限下で成功したUXデザインの一つです。
まるでリアルな結婚式に参加しているような席配置や、新郎新婦との直接会話機能、誰でも気軽に余興やスピーチを行える操作性の高いUI設計など、すべてのゲストが特別な体験を楽しめます。
「WE ROOM」は参列者の体験を最優先に考えたUXデザインで、新しい結婚式の形を提供しています。
事例②クックパッド
クックパッドは、「毎日の料理を楽しみにする」というミッションのもと、レシピの提供だけでなく、UXデザインを活用したユーザー体験の強化にも力を入れています。
例えば、季節の行事に合わせた料理の提案。ユーザーが「今作りたい料理」を楽しめるように、トレンドや好みにマッチするレシピがすぐに見つかります。
さらに「つくれぽ機能」により、ユーザー同士で料理の共有が可能に。写真やコメントを付けておすすめ理由や感想を伝えられるため、深い交流が促され、利用率の向上に貢献しています。
事例③角上魚類ホールディングス
鮮魚専門店「角上魚類ホールディングス」はUXデザインを活用して、効率的かつユーザーフレンドリーな仕組みを実践しています。
従来は手書きで行っていたセリ原票の記録を、アプリでの管理に変更。本社のシステムに直接入力できるようになったことにより、業務の効率化とペーパーレス化が実現しています。
さらに、配送担当者が撮影した画像をドライブ上で管理する仕組みを導入し、配送ミスの軽減につなげています。
事例④Shake Shack(シェイクシャック)
ニューヨーク生まれのバーガースタンド「Shake Shack」は、注文プロセスのUX化を進めることで、顧客体験を大きく変えました。
ファストフード店では対面での注文が一般的ですが、Shake Shackは完全セルフオーダーのオンライン注文プラットフォームを開発。フードやドリンクの注文が簡単になり、待ち時間が短縮されました。
また、オンライン注文端末には、ユーザーに合ったレコメンド機能が搭載され、売上を増やす工夫が取り入れられています。Shake Shackの事例は、UXデザインを活用した成功事例と言えるでしょう。
事例⑤千葉銀行
千葉銀行の「ちばぎんアプリ」はUXデザインにより、銀行に対する「制約が多くて堅苦しいイメージ」を払しょくしています。
目指したのは「ついつい毎日見ちゃう」ことを促す操作性の向上です。リアルタイムで入金を確認できる仕組みや、通帳代わりに利用できる機能を搭載し、ユーザーの利便性を高めました。
結果として、アプリ利用者は2023年1月時点で67万人を突破。多くのユーザーからの支持を受けています。
事例⑥Spotify
▼出典:Spotify
音楽ストリーミングサービスであるSpotifyは、UXデザインを駆使してユーザーに合わせた快適な音楽体験を提供しています。
特徴は、使いやすいナビゲーション。特にホーム画面では、好みや聴き方に合わせてパーソナライズされたプレイリストやおすすめコンテンツを表示して、豊かな音楽体験を実現しています。
また、曲の基本情報に加えて歌詞や背景ストーリーが表示されるため、音楽への没入感が高まります。
UX改善のフロー
Webサイト・アプリのUXを改善しないと、ユーザーはストレスを感じて早期離脱してしまいます。顧客満足度が低いサイトでは、新規顧客の獲得やリピーターの増加は見込めないでしょう。
そのため、以下の4つのステップを踏まえたUXの改善が必要不可欠です。
調査の実施
データ分析やユーザー調査を通じて、現状とニーズを把握します。顕在的ニーズにはユーザビリティテストやアンケートを、潜在的ニーズにはインタビューや行動観察を用います。分析の実行
調査結果から得られた情報をもとに、提供価値の本質を分析します。上位下位関係分析法・カスタマージャーニーマップ・ペルソナ定義などを使って課題を明確にします。プロトタイプの作成
仮説に基づき、最小限の機能を持つプロトタイプを開発します。実際の製品ではなく、機能やデザインを試すための初期モデルとなり、反応を確かめながら必要な施策を施していきます。評価と検証
プロトタイプがユーザーの要求を満たしているかを検証し、UXとユーザビリティ性を評価します。評価後、問題点を修正し、継続的な改善を目指します。
なお、UXを改善するには、ユーザビリティの理解も重要な要素です。ISO(国際標準化機構)では以下のように定義されています。
ユーザビリティとは、「特定のユーザーが特定の利用状況で指定された目標を達成するためにサイトを使う際の、有効さ、効率、満足度の度合い」である
▼出典:U-Site「UIデザインの指標・ユーザビリティとは」
ユーザビリティを把握したUXの改善が、Webサイト成功の鍵を握っているのです。
UXを最適化してユーザー満足度の高いWebサイト・アプリへ
UXは、ユーザーが製品やサービスを使用する際の体験全体を指す言葉です。快適なUX設計は、リピート利用や新規顧客の獲得に大きく貢献し、ビジネスの成功を後押しします。
そうはいっても、UXデザインは専門性が高く複雑です。そのため、専門家の知見を取り入れながら継続的に改善を続けるのが、質の高いUX実現に向けた近道となるでしょう。
株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。
また、45,000人以上が登録するフリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』や、7,000人以上が登録するデザイナー特化エージェントサービス『クロスデザイナー』、リード獲得に必要な機能を備えたCMS『LeadGrid』、UXコンサルティングサービス『UX Design Lab』などを展開しています。
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