マッチングサイトの開発方法とは?炎上しない・品質を担保するシステム開発のコツ|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

マッチングサイトの開発方法とは?炎上しない・品質を担保するシステム開発のコツ

2020-04-22 制作・開発

「マッチングサイトを作りたいけど、開発費用やどこの開発会社に依頼したらいいのか分からない」と思っている方は多いでしょう。

そこで今回は、マッチングサイト開発方法や必要な機能、マッチングサイトの導入事例などを紹介します。マッチングサイト開発を検討している方は、ぜひ参考にしてください。


1.マッチングサイトとは

マッチングサイトとは、運営側がユーザーとユーザーを管理しながらマッチングさせるサイトのことです。

マッチングサイトを利用する目的は、サービスやモノ、人を効率良く探すことです。条件やキーワードを指定することで、手間をかけることなく必要なサービス、モノ、人を見つけることができます

求人サイトやビジネスマッチング系サイトなどは、人を見つけるためのマッチングサイトの良い例です。また、事業者や個人が、ビジネス相手を見つけるためのサービスも、マッチングサイトと呼ばれています。


2.マッチングサイト開発に必要な機能

マッチングサイトは、単純なようで複雑な機能が複数組み合わさってできています。マッチングサイトを開発するためには、複数の必要な機能を実装できるのかを考慮しなければいけません。

マッチングサイト開発に取り掛かる前に、以下の要素を確認しておきましょう。


2.1 マッチングサイトを開発する際に必須の機能

マッチングサイト開発における必須機能は、以下に挙げるとおりです。

  • マイページ機能
  • ログイン、ログアウト機能
  • 商材一覧、詳細機能
  • 検索機能
  • 申し込み機能
  • 権限管理機能
  • アドミン管理
  • 受発注管理機能
  • ユーザー管理機能
  • メッセージ機能
  • メール通知機能
  • 利用規約、利用規約
  • 運用者管理画面

ゼロからマッチングサイト開発をする際には、上記は必要になる機能です。開発に取り掛かる際に、必ず確認しておくようにしましょう。


2.2 マッチングサービスによって必要な機能

サービスによって必要な機能としては、下記が挙げられます。

  • お気に入り機能
  • ランキング機能
  • レコメンド機能
  • ソーシャルログイン機能
  • ソーシャルシェア機能
  • 口コミ機能
  • 決済機能
  • レビュー機能機能
  • 写真管理
  • チャット機能
  • メルマガ配信機能
  • スマホアプリ版開発

上記に記載されている機能以外にも、見積り金額に含まれていない金額が追加になることを防ぐために、あらかじめ構成をしっかりと作るようにしましょう。


2.3 非機能要件

非機能要件とは、システム開発・構築する際の機能面以外の全般を指します。具体的な非機能要件としては、主に以下が挙げられます。

  • セキュリティ対応
  • 不正監視対応
  • インフラ構築
  • 承認フロー開発
  • パフォーマンス、スケーラビリティ
  • UXリサーチ
  • メンテナンス、運用担保
  • データ移行
  • 技術・環境要件
  • バックアップ

上記のように、クライアントの目に見える要件に隠れた機能のことです。つまり、システム上の基礎となる部分ですので、こちらも必要不可欠な要素といえます。


3.マッチングサイトの種類

マッチングサイトと一言でいっても、マッチングサイトにはいくつかの種類があります。基本的にはマッチングする対象によって分けられ、それぞれに求められる内容・雰囲気が異なるので注意が必要です。

マッチングサイトの種類としては、主に以下の4つが挙げられます。具体例も載せていますので、合わせて参考にしてください。


3.1 CtoCのマッチングサイト(消費者と消費者)

CtoCはConsumer to Businessの略で、個人と個人の供給ニーズをマッチングさせるサービスを運営をするサイトのことです。例としては、メルカリなどの個人同士の取引が行われるオークションサイト・アプリが挙げられます。仕事依頼を募集するクラウドワークスやランサーズなども、CtoCの要素が含まれるマッチングサイトです。


3.2 BtoCのマッチングサイト(企業と消費者)

BtoCはBusiness to Consumerを意味しており、企業と個人の供給ニーズをマッチングさせるサービスを提供するサイトのことを指します。例としては、ネット通販や求人サイト、旅行サイトなどが挙げられ、よく利用されているビジネスモデルです。BtoCのサイトでは、専門的な知識を使用せず、個人がわかりやすいサイトを開発する必要があります。


3.3 CtoBのマッチングサイト(消費者と企業)

CtoBはConsumer to Business略で、消費者と企業の需要ニーズをマッチングさせることを目的としたマッチングサイトです。例としては、写真素材サイトが挙げられます。個人の写真家が提供する写真を企業が購入するという仕組みです。

CtoCは、消費者・個人のスキルを利用した成果物を、企業が消費者するビジネスモデルといえるでしょう。個人でも稼げる時代に変化している現在、拡大が見込まれています。


3.4 BtoBのマッチングサイト(企業と企業)

BtoBはBusiness to Businessのことで、企業と企業のニーズをマッチングさせるサービスを運営をするサイトを指します。マッチングサイトの種類の中では比較的高額な商材を扱っているため、収益化につながりやすく安定しやすい傾向があります。

企業間でのビジネスとなるため、マッチングサイトの構築ではデザインや検索、メッセージング、管理画面などUX設計が重要になります。マッチングサイト開発の上で、手間がかかる傾向にあります。


4.マッチングサイトの開発方法

マッチングサイトの開発方法は、主にスクラッチ開発です。WordPress等でマッチングサイトを開発するのは現実的には難しく、専門的な知識が必要となります。

開発方法や開発する際に気を付けるべき点は、以下のとおりです。


4.1 スクラッチ開発

スクラッチ開発とは、ゼロからオリジナルのシステムを作り出す開発手法のことです。既存プログラムやパッケージなどを利用せずに、完全オリジナルシステムを作り出すことをいいます。スクラッチ開発のメリットとしては、下記2つが挙げられます。

  • 長期の利用が可能
  • 独自性の高いシステムを構築することができる

スクラッチ開発によって構築されたシステムは独自で開発しているので、必要に応じて迅速・長期的にシステム修復が可能です。また、独自性の高いシステムを開発することによって、他社との差別化を図れるメリットもあります。


4.2 サービス開発フロー・構築

開発を進行していく上で、当初の見積もりよりも金額が大きくなり、結果的に破綻してしまうケースが多いです。

そのような炎上を防止するためには、品質・費用・納期のマネジメントをする必要があります。マッチングサイト開発をする際には、常に現実的に進められるかどうかを考えなければいけません。


5.マッチングサイトの開発の費用

マッチングサイトの開発の費用は、合計で約1,000万円以上かかるとイメージしておくと良いでしょう。内訳としては、主に「設計・定義」「デザイン・実装」「テスト・データ移行」の工程があります。それぞれの開発費用は、以下のとおりです。


5.1 設計・定義

設計・定義については、300万円〜の費用が発生します。具体的な設計・定義の種類については、主に下記が挙げられます。

  • 要求定義
  • セキュリティ設計
  • インフラ設計
  • システム設計
  • 情報設計

上記以外にも、設計・定義で追加される機能があれば費用が高くなるので、あらかじめ設計や定義を決めておくことをおすすめします。


5.2 デザイン・システム開発

デザイン・実装については、500万円〜の費用が発生します。具体的なデザイン・実装の種類については、主に下記が挙げられます。

  • UIデザイン
  • システム実装
  • レスポンシブ対応

デザインについては、パッケージに含まれているデザインであれば、基本的には費用を抑えることが可能です。ゼロから考えてデザインを設計すると、費用が高くなる傾向があるので注意しましょう。


5.3 テスト・デバッグ・データ移行

テスト・データ移行については、200万〜の費用が発生します。具体的なテスト・データ移行については、主に下記が挙げられます。

  • 受け入れテスト
  • デバッグ
  • セキュリティテスト
  • データ移行

上記のテスト・データ移行は、基本的な開発です。先ほど紹介した開発・設計の段階で、どれくらいのテスト・データ移行が必要なのかをあらかじめ予想しておくことで、費用を抑えることが可能です。


6.炎上しないマッチングサイトの開発方法

プロジェクトを開始したものの、途中で難航してうまく進まなくなってしまうことを「炎上」といいます。マッチングサイトの開発においては、炎上が起きてしまう可能性が高い傾向にあります。

マッチングサイトの開発を炎上させないために、以下のポイントを押さえておきましょう。


6.1 要件定義の重要性

炎上しないマッチングサイトを開発する上で確認が必要なのが、要件定義になります。要件定義には、具体的に「システムの背景」「目的と方針」「業務フロー」が含まれ、システム開発の土台となるものです。

「システムがはたす役割はなんなのか」「依頼したい範囲はどのくらいなのか」「システム化する必要性があるのか」などを定義し、炎上しないための認識をすり合わせてシステム開発に取り掛かります。


6.2 非機能要件を確認する

非機能要件である「パフォーマンス」「セキュリティレベル」などにも炎上する要因が隠れています。非機能要件の定義は非常に難しいため、マッチングサイト開発における目標値が現実的なのかを慎重に検討しましょう。開発段階で見逃しがちな要件なので、事前に確認することが重要です。


6.3 機能の洗い出しとスケジューリング

機能の洗い出しとスケジューリングについても、マッチングサイトを開発する際にしっかりと検討をしないと炎上する可能性が高まります。

具体的には、マッチングサイトのシステム構築からテストまでの間で、どういった機能が必要となるのかを洗い出しておきます。また、合わせて綿密なスケジュールを立てることで、システム的に大きなミスを無くすことができるでしょう。


7.マッチングサイト開発のご相談はGIGまで

GIGはさまざまなWebサイトサービスの開発に関わってきた経験から、単純に発信するだけでなくサービスをグロースさせることをまでも見越したマッチングサイトのシステム開発を行っています。

また、GIGはシステム開発だけでなく、ブランド構築、マーケティングも得意としており、サービスのコンセプト設計からターゲット策定、UI/UXデザインのサポートも行っております。

ぜひ一度、お気軽にご相談ください。


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