座談会記事を「ただの雑談」で終わらせない!複数人取材のコツと読ませる執筆術|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
BLOG
ブログ
座談会記事を「ただの雑談」で終わらせない!複数人取材のコツと読ませる執筆術
2026-01-27 制作・開発

こんにちは、GIGで記事制作を担当している熊澤です。ライター歴7年。これまでに200本以上の記事制作を担当し、読者に届く文章づくりを追求しています!
採用広報や社内の雰囲気を伝えるために座談会を企画したものの、「うまく記事にできるだろうか」「話が広がりすぎて、収集がつかない……」なんて感じたことはありませんか?
座談会は、社員の本音や空気感を伝えやすい一方で、ただの雑談に見えてしまうリスクもあります。この記事では、座談会形式の取材のコツと執筆ポイントを紹介します。座談会を通じて、読者に企業のリアルな魅力を伝えましょう!
熊澤 南(くまざわ みなみ):大学時代は文学部社会学を専攻。卒業後、民間企業の人事部で採用・教育に携わる。2017年よりライター業を開始し、フリーランスとしても活動。2024年に株式会社GIGへジョイン。現在はマーケティング事業部に所属し、取材や導入事例記事などのコンテンツ制作を担当する。
座談会を記事にする目的
座談会記事の目的は、メンバー同士の掛け合いや視点の違いを見せながら、組織のリアルな雰囲気や多角的な意見を伝えることにあります。個人インタビューでは拾いにくい、社員同士の掛け合いや、参加者の距離感を想像しやすく、読者が自分の姿を想像しやすいのが特徴です。
とくに、以下のような課題をもっている場合に有効な手段です。
・求職者に自社のことを知ってほしい
・社員の働き方やキャリアの多様性を伝えたい
・採用ページや会社紹介コンテンツの厚みを出したい
インタビュー記事と座談会記事の違い
一対一のインタビューは、深掘りしながら話の流れを整理するのが一般的です。一方で座談会は、参加者が複数いるため、話題が広がりやすく、流れがゆるやかになります。違いを以下の表から見ていきます。

座談会が「ただの雑談」になりやすい理由
もし「座談会を開催してもただの雑談っぽく見えてしまう」とお悩みなら、その理由は、座談会の意図がぼやけてしまっているからです。意図がはっきりしていないと、参加者同士がリラックスしすぎて内輪のエピソードが増えてしまったり、話題が脱線しやすくなります。
私が読者なら、雑談や内輪話だけが書かれた記事ほど「×ボタン」で閉じたいコンテンツはありません。
そんな印象にならないように、座談会当日における進行役の舵取りと流れを組み立てる構成力が大切になります。
【準備編】座談会を「価値あるコンテンツ」にするコツ

誰に読んでほしいのか、どんな魅力を届けたいのかをはっきりさせておくと、記事に一貫性が生まれます。ここでは、座談会を成功に近づけるための準備のポイントを紹介します。
テーマ設定は「読者目線」で決める
まず、座談会テーマの設定です。テーマがあいまいなまま進めてしまうと、話題が散らかりやすく、読み手に届く素材が集まりません。そこで意識したいのが、企画者が話したい内容ではなく、読者が知りたい内容から逆算して決める流れです。
たとえば、働き方のリアルを伝えたいとき、「会社が頑張っていること」「社員が仲良しなこと」は、あくまで素材です。読者が知りたい視点(入社後の成長イメージや仕事の進め方など)を中心軸にそろえることが必要です。
【悪いテーマ例】
・わが社の魅力について自由に語ろう
・最近の出来事を共有しよう【良いテーマ例】
・未経験から挑戦するメンバーの成長ストーリー
・○○賞を受賞した△△プロジェクトの舞台裏
テーマに合ったメンバーを集める
テーマを決めたら、内容に合ったメンバーに協力を依頼します。たとえば、次のような企画ならメンバーのイメージもつきやすいでしょう。
・入社3年目の同期座談会
・先輩パパ・ママ社員に聞く
・未経験入社メンバーの本音
いずれも、共通の前提があるからこそ、「同じ立場でも感じ方が違う」「意外と考え方に差がある」といった発見が生まれます。その違いが、座談会ならではの読みごたえになります。
事前アンケートで話の軸を整える
座談会に参加するすべてのメンバーが、話し上手とは限りません。そこで、簡単な事前アンケートを用意することで、参加者が自分の考えを言語化しやすくなります。
さらに、事前アンケートが「あってよかった!」と思うのは参加者だけではありません。進行役もアンケート内容をもとに、どの順番で話題を展開するかをイメージできるため、座談会の素材が整い、編集段階でも流れを組み立てやすくなるんです。
【取材編】リアルな声を引き出す「座談会」3つのポイント

どんなに企画が優れていても、当日の取材が硬直的だと、記事に活かせる素材は得づらいでしょう。ここでは、座談会でリアルな声を引き出すためのポイントを紹介します。
アイスブレイクを兼ねた自己紹介
座談会の参加者のなかには、取材や複数人での対話がはじめてで、少し緊張している方もいます。そこでおすすめなのが、アイスブレイクを兼ねた短い自己紹介です。
氏名や役職といった形式的な紹介をしてもらったあとに、「●年のご入社ということは、就職氷河期と言われていましたよね」「参加者のなかに同期はいるんですか?」といった軽い質問を交え、軽くキャッチボールをすると場があたたまります。
さらに、この自己紹介での発言をメモしておき、本編で「先ほど○○さんが話されていた点ですが……」とつなげることで、会話が自然に深まり、スムーズに展開できますよ。
無理に全員に振らない
座談会でよくあるのが、「参加者全員に均等に発言してもらおう」と意識しすぎてしまうケースです。順番に話を振っていくと、一問一答のような進行になりやすく、会話の広がりや座談会らしさが出にくくなってしまいます。
とはいえ、発言が一部の人に偏ってしまう場合や、参加人数が多いときは、進行役がさりげなく調整します。「○○さんはどう感じてますか?」「△△の場面では、いかがでしたか?」といったように、雰囲気を崩さないトーンで声をかけるだけでも、会話に参加しやすくなります。
脱線を防ぐためのファシリテーション
座談会は自由な会話が魅力ですが、テーマから脱線しすぎると「ただの雑談」になってしまいます。話題を軌道へ戻し、議論をゴールに導くことも、進行役の大切な役割です。
話題が広がりすぎたと感じたときは、次のような方向づけが役立ちます。
・「その話、○○の視点にもつながりそうですね」
・「ではここから△△について聞いてみましょう」
すべてをきっちり仕切る必要はありません。進行役が意図を示すだけで、参加者が気づき、会話が再びテーマに戻りやすくなるからです。
【執筆編】「読ませる記事」に仕上げるための4ステップ
(1)時系列を整理
座談会の録音は、文字起こしツールやAIを使って効率よく書き起こします。文字起こしを聞きながら「どんな流れで話が進んだか」をざっくり整理しておくと便利です。
たとえば、若手社員の座談会なら、以下のような変遷を箇条書きで可視化しておくイメージです。
・新卒時代はどんな働き方だったか
・どんな経験を経て現在の姿になったのか
・これからどんな未来を描いているのか
時系列を把握しておくだけで、その後の執筆や編集の際にも迷わず進められます。
(2)テーマから構成を組み立てる
続いては、座談会の発言をテーマごと(パパママ座談会や同期対談など)に整理して、構成を組み立てます。軸になるのは、「読者はこの座談会から何を知りたいのか?」という視点です。
以下の3点をそろえると、流れが整い読みやすくなります。
・テーマの結論
・結論を支える会話
・補足情報
先ほど、時系列で整理した情報を参考に、必要な発言をテーマに合わせて並べ替えると書きやすいですよ。
(3)その人らしさを残す執筆
座談会記事の魅力は、「複数人だからこそ生まれる空気感」です。けれど、AIで書き起こした文章は整いすぎてしまい、誰が話しても同じように見えてしまう場面があります。
ポイントは、その人らしい口調や言い回しを少し残すこと。これにより、それぞれのキャラクターの違いを伝えられます。一方で、読みづらさにつながる部分は軽く整えます。長い文は区切り、意図が伝わりにくい箇所は前後の文脈で補うなど、小さな調整でも十分です。
(4)流れを助ける写真配置
座談会記事で写真の配置が大切な理由は、大きく3つあります。
・参加人数が多いと、話者がわかりにくい
・盛り上がった場面に笑顔の写真があると、空気感が伝わりやすい
・写真があることで、テーマの切り替えが直感的にわかる
複数人の会話が続くと、読者は流れを追いづらくなりがちです。だからこそ、写真の配置にひと工夫するだけで、読みやすさが上がります。
まとめ:座談会記事で、企業の魅力を届けよう
「もっと職場の雰囲気を伝えたい」「社員の言葉で会社の魅力を見せたい」と感じている企業にとって、座談会記事は読者との距離を縮められる手法です。
複数人での会話は複雑に見えますが、今回ご紹介したポイントを押さえれば、雑談ではなく「読まれる記事」へとしっかり形にできるはずです。
もし「企画の段階で迷ってしまう」「進行や構成に自信がない」と感じる場合は、GIGが座談会の企画から当日の進行、記事制作までまるっとサポートします。ぜひ、お声掛けください。
■株式会社GIG
お問い合わせはこちら
採用応募はこちら(GIG採用サイト)
採用応募はこちら(Wantedly)
WebやDXの課題、無料コンサル受付中!

熊澤 南
大学時代は文学部社会学を専攻。卒業後、民間企業の人事部で採用・教育に携わる。2017年よりライター業を開始し、フリーランスとしても活動。2024年に株式会社GIGへジョイン。現在はマーケティング事業部に所属し、取材や導入事例記事などのコンテンツ制作を担当する。


