オウンドメディアとホームページの違いとは?目的や役割、効果的に使い分ける方法を解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

オウンドメディアとホームページの違いとは?目的や役割、効果的に使い分ける方法を解説

2023-03-31 制作・開発

オウンドメディアとホームページはよく混同されがちですが、それぞれの目的と役割は大きく異なります。

オウンドメディアは、企業が自らのメッセージを直接伝えるためのプラットフォームです。一方、ホームページは企業の基本情報や製品、サービスを紹介する公式サイトで、直接的な販売促進や企業情報の提供が主な目的です。

オウンドメディアとホームページを効果的に使い分けることで、ビジネスの成功に大きく寄与します。

そこで今回は、オウンドメディアとホームページの違いについて、目的や役割、効果的に使い分ける方法などを徹底解説します。これからオウンドメディアやホームページの構築を行う方は、ぜひ参考にしてください。

オウンドメディアとホームページの目的と役割


以下では、オウンドメディアとホームページの目的と役割について、それぞれ解説します。

オウンドメディアの目的と役割

オウンドメディアの目的と役割は、企業が自らのコンテンツを通じて顧客と直接コミュニケーションを取り、ブランドの価値を高めることにあります。

以下では、オウンドメディアの主な目的と役割7つを解説します。

1.ブランドイメージの構築と強化のため

オウンドメディアは、企業が自らのブランドイメージを積極的に構築し、顧客に対して一貫したメッセージを発信するためのプラットフォームです。これにより、ブランドの認知度を高め、ポジティブな印象を与えることができます。

2.顧客との良好な関係性を構築するため

顧客との関係を深めるために、オウンドメディアで教育的なコンテンツやエンターテインメントを提供し、顧客の関心を引きつけます。これにより、顧客のロイヤルティを高め、長期的な関係を築くことが可能となります。

3.情報をコントロールして管理するため

オウンドメディアを通じて、企業は自らの発信する情報を完全にコントロールできます。これにより、外部のメディアに依存せず、自社の価値観やメッセージを正確に伝えることが可能です。

4.コスト効率の良いマーケティング活動を行うため

オウンドメディアで自社コンテンツを制作・配信することで、広告費用を抑えつつ、効果的なマーケティング活動を行うことができます。また、データ分析を通じて、より効果的なコンテンツ戦略を立てることが可能です。

5.SEO対策で自社メディアへの自然流入を増やすため

オウンドメディアに質の高いコンテンツを定期的に更新することで、検索エンジン最適化(SEO)に貢献し、オーガニックなトラフィックの増加を図ることができます。

6.顧客データの収集と分析を行うため

オウンドメディアを通じて得られる顧客データは、顧客のニーズや行動を理解する上で貴重な情報源となります。これらのデータを分析することで、よりパーソナライズされたマーケティングを実施することが可能です。

7.リードジェネレーション(リード獲得)を効果的に行うため

オウンドメディアで質の高いコンテンツを提供することで、顧客からの問い合わせや購入につながるリードを獲得することが可能です。

このように、オウンドメディアは、企業が自らのメッセージを効果的に伝え、顧客との関係を深めるための重要なツールです。これにより、企業は持続可能な成長を目指すことができます。

また、オウンドメディアの運用は、顧客とのコミュニケーションを強化し、市場での競争力を高めるためにも不可欠です。

ホームページの目的と役割

ホームページは、企業や組織のデジタル顔として、多くの重要な目的と役割を果たしています。

以下では、主なホームページの目的と役割9つを解説します。

1.企業や製品の情報を提供するため

ホームページは、企業の基本情報、製品やサービスの詳細、価格、利用方法などを伝えるプラットフォームです。これにより、訪問者が、企業の提供する価値を理解しやすくなるでしょう。

2.ブランドイメージを構築するため

ホームページのデザインやコンテンツを通じて企業や製品のブランドイメージを形成し、強化することが可能です。ホームページを作成する際は、ユーザーに対して一貫したメッセージを発信できるようにすることで、ブランドの認知度と信頼性が高まるでしょう。

3.マーケティングとプロモーションを行うため

ホームページを活用して新製品の発表やセールスプロモーション、イベント告知などのマーケティング活動を支援する情報を提供することで、コストパフォーマンスの高いマーケティング施策を実施できるでしょう。

4.顧客とコミュニケーションを行うため

ホームページに設置する問い合わせフォームやチャット機能、SNSへのリンクなどを通じて、顧客と直接コミュニケーションを取り、良好な関係を構築できます。

5.販売促進のため

ホームページにオンラインショップや予約システムを組み込むことで、直接的な販売促進を図ることも可能です。

6.リードジェネレーションを効果的に行うため

ホームページを活用してWebサイトの訪問者から情報を収集することで、見込み客(リード)を生成するためのツールとしても機能します。例えば、ニュースレターの登録や資料請求などが代表的です。

7.コンテンツマーケティングを行うため

ホームページで教育的な記事やブログ、ビデオ、インフォグラフィックなどの価値ある情報を提供することで、訪問者の関心を引きつけることが可能です。

8.顧客体験を向上させるため

ホームページでユーザーフレンドリーなデザインやナビゲーション、パーソナライズされたコンテンツを提供することで、訪問者のサイト体験を向上させることができます。

9.データ分析と最適化を行うため

ホームページへ訪問してくれたユーザーの行動データを収集し、ウェブサイトのパフォーマンスを分析することで、マーケティング戦略やユーザー体験を最適化することができます。

ホームページは、これらの目的と役割を果たすために、常に最新の情報を提供し、訪問者にとって有益で魅力的なコンテンツを維持する必要があります。また、モバイルフレンドリーであること、高速であること、セキュリティが確保されていることも重要です。これらの要素が組み合わさることで、ホームページは企業の成功に不可欠な資産となります。

オウンドメディアとホームページの主な違い3つ


以下では、オウンドメディアとホームページの違いについて、次の3点に沿って解説します。

1.コンテンツの目的の違い

オウンドメディアは、ブランドの価値を高め、顧客との良好な関係を構築するために、教育的またはエンターテイメント性の高いコンテンツを提供します。顧客に有益な情報を提供することで、長期的な信頼関係を構築するのが目的です。

一方、ホームページは、企業や組織の基本情報を提供し、訪問者に対して製品やサービス、会社の概要などを伝えるのが主な目的です。

2.コンテンツの更新頻度と量の違い

オウンドメディアは、定期的に多くのコンテンツを更新し、読者の興味を引く、新鮮な情報を提供する必要があります。また、コンテンツマーケティングの一環として、頻繁に更新されるのが一般的です。

一方、ホームページは、更新の頻度がオウンドメディアほど高くはなく、必要な情報の変更や新しい製品・サービスの追加時などに更新されるのが一般的です。

3.コンテンツの評価と効果測定

オウンドメディアを評価する方法としては、記事の閲覧数、共有数、リードの獲得など、コンテンツのパフォーマンスを測定する指標が多岐にわたるのが特徴です。これらのデータを分析することで、コンテンツ戦略の改善につなげることができます。

一方、ホームページを評価する際は、訪問者数や滞在時間、コンバージョン率など、ウェブサイト全体のパフォーマンスを測定する指標に焦点を当てるのが特徴です。これにより、ウェブサイトの効果を評価し、最適化するための情報を得ることができます。

以上の点から、オウンドメディアとホームページは、目的や更新の頻度と量、評価と効果測定の方法に主な違いがあることがわかります。ただし、どちらもデジタルマーケティングにおいて重要な役割を果たすものです。

オウンドメディアとホームページを効果的に使い分ける方法


オウンドメディアとホームページを使い分ける際は、次の5つの点に留意するのが効果的です。

  1. 目的による使い分け
  2. ターゲットによる使い分け
  3. 効果的な連携方法
  4. コンテンツマーケティングの活用方法
  5. 分析と最適化の方法

それぞれ解説します。

1.目的による使い分け

オウンドメディアは、ブランドのストーリーや価値観を伝え、顧客との関係を深めるために使用します。なぜなら、オウンドメディアの目的は、教育的なコンテンツやエンターテイメントを提供し、ブランドのファンを増やすことだからです。

一方、ホームページは、企業の基本情報や製品・サービスの紹介、お問い合わせ先など、直接的な情報提供に利用します。

2.ターゲットによる使い分け

オウンドメディアでは、特定のターゲットオーディエンスの興味やニーズに合わせたコンテンツを提供します。

一方、ホームページでは、訪問者全体に対してわかりやすく、アクセスしやすい情報を整理して提示します。

3.効果的な連携方法

オウンドメディアのコンテンツをホームページからリンクすることで、相互のトラフィックを増やし、一貫性のあるブランドメッセージを伝えることが可能です。

一方、ホームページをオウンドメディアのコンテンツへの入り口として機能させることで、訪問者を深いコンテンツへと誘導できます。

4.コンテンツマーケティングの活用方法

オウンドメディアは、コンテンツマーケティングの主戦場として、ターゲットに価値のあるコンテンツを定期的に提供する場です。

一方、ホームページは、コンテンツマーケティングの成果を紹介したり、顧客の声を掲載したりして、ターゲットへの信頼性を高める場として活用します。

5.分析と最適化の方法

オウンドメディアとホームページの両方で、アクセス解析ツールを使用して訪問者の行動を分析し、コンテンツのパフォーマンスを測定します。

サイト分析によって得られたデータをもとに、ユーザーエクスペリエンスの向上やコンテンツの改善を行い、効果的なウェブサイト運営を目指します。

これらのポイントを踏まえ、オウンドメディアとホームページをそれぞれの強みを活かしながら、効果的に使い分けることが可能です。また、両者は相互に補完し合う関係にあるため、統合的な戦略のもとで運用することが重要です。

オウンドメディアの種類とコンテンツ


以下では、オウンドメディアの種類とコンテンツについて解説します。

オウンドメディアの主な種類5つ

1.ホームページ(自己所有)

ホームページは企業や個人が自らのブランドやサービスを紹介し、情報を提供する基本的なプラットフォームです。

訪問者に対して第一印象を与える重要な役割を持ち、SEO(検索エンジン最適化)によって検索結果での可視性を高めることができます。

2.ブログ(自己所有)

ブログは定期的にコンテンツを更新し、読者との関係を築くための媒体です。

専門知識や経験を共有することで、信頼性を高め、読者のエンゲージメントを促進することが可能です。

3.情報サイト(自己所有)

情報サイトは、特定のトピックやニーズに特化した内容を提供するウェブサイトです。

ユーザーが求める情報を効率的に提供することで、訪問者のリピート率を高めることができます。

4.ソーシャルメディア(SNS)アカウント

ソーシャルメディアは、リアルタイムでのコミュニケーションや情報共有が可能なプラットフォームです。

フォロワーとの直接的な対話を通じて、ブランドの人間性を表現し、コミュニティを形成することができます。

5.メールマガジン

メールマガジンは、登録者に対して定期的にニュースや情報を配信する手段です。

個々のユーザーに合わせたパーソナライズされたコンテンツを提供することで、高いエンゲージメントを得ることが可能です。

これらのオウンドメディアは、それぞれ異なる特徴を持ち、組み合わせて使用することで、より効果的なコミュニケーション戦略を構築することができます。また、これらのメディアを通じて得られるデータは、マーケティング活動の改善に役立つ貴重な情報源となります。

オウンドメディアの主なコンテンツ

オウンドメディアで配信する主なコンテンツの種類は以下の通りです。

1.ブログ記事

ブログ記事では、業界のトレンドや製品情報、ハウツー記事など、SEO流入が期待できる内容を提供します。

コンテンツの定期的な更新により、検索エンジンでの可視性を高め、ブランドへの信頼を構築することが可能です。

2.ウェビナー

ウェビナーでは、オンラインでのセミナーやワークショップを通じて、リアルタイムでの対話や質疑応答を実現し、専門的な知識や洞察を共有します。

3.ホワイトペーパー

ホワイトペーパーとは、企業や組織が特定の問題や技術、製品、サービスに関する専門的な情報や提案を詳細かつ公式に記述した文書のことです。

ホワイトペーパーを読者に提供することで、リード獲得やリード育成、顧客満足度の向上やブランディングにも役立ちます。

4.インフォグラフィックス

インフォグラフィックスとは、複雑な情報やデータを視覚的に訴えるように簡潔に表したものです。図やイラストを用いて情報をわかりやすく伝えることで、理解や記憶に残りやすくなります。

例えば、統計データのチャート、プロセスのフローチャート、地図、ピクトグラムなどがインフォグラフィックスに含まれます。

5.動画コンテンツ

動画コンテンツとは、情報やアイデアを映像と音で伝え、ストーリーを感情的に表現するものです。

動画コンテンツの配信は、視聴者の記憶に残りやすく、共有される可能性が高い効果的な手法です。

これらの種類とコンテンツを組み合わせることで、オウンドメディアを多角的に活用し、顧客との関係を深め、ブランドの価値を高めることができます。そのため、効果的なコンテンツ戦略を立てることが重要です。

どの種類のオウンドメディアを選択し、どのようなコンテンツを提供するかは、ブランドの目的やターゲットオーディエンスによって異なるため、適切な戦略を立て、効果的に運用していくことが成功の鍵となります。

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