「Mautic」 を使ってマーケティングを自動化!構築から導入までを振り返る|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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「Mautic」 を使ってマーケティングを自動化!構築から導入までを振り返る
2020-05-21 制作・開発
こんにちは、Workshipエンジニアのもいもいです。
先日『Mautic』という無料のMA (マーケティングオートメーション)ツールを社内でプレゼンしたところ、「無料のMAなのに凄い!」と反響があったため、Mauticの紹介記事を書くに至りました。MAツールとは、マーケティング業務を自動化するツールのことです。
ちなみに、Mauticは日本の方々は「まうてぃっく」で、海外の方々は「もーてぃっく」と発音している気がします。
本記事では、Mauticの基本的な使い方についてご紹介していきます。
もいもい:エンジニア。普段は機械学習メインだけども、データ分析もやる。趣味はFPSでnoobって煽ってきたやつにniceって言わせること。【Twitter: @_CrMoi90】
Mauticとは
Mauticとは、マーケティング活動を自動化するために使用されるMAツールのひとつ。
以下は、Mautic以外のMAツールとMauticの比較表です。
Mautic | Pardot | SATORI | |
オンプレミス or クラウド | オンプレミス | クラウド | クラウド |
初期費用 | 無料 | ¥0 | ¥100,000 |
月額費用 | 無料 | ¥150,000~ | ¥100,000~ |
Mauticの特徴として、以下の3つが挙げられます。
- オンプレミス
- オープンソース
- 無料で利用可能
基本的には無料で利用できますが、サーバを用意する必要があるのでサーバ代は発生します。
自社内で運用する「オンプレミス」とは言いつつも、レンタルサーバでも運用できるため、Mauticにかかる費用は月額¥10,000以下にも抑えられる場合も多いです。
月額¥10,000以下という低価格で導入できるにも関わらず、Mauticは他の高級MAツールにも劣らない高機能を実現しています。
Mauticでできること&使い方
それでは、Mauticでできることと、基本的な使い方を紹介していきます。
LPやフォームの簡単作成
Mauticには、LP やフォームを作成するためのテンプレートが複数用意されています。今回は"Fresh - Wide Form"を使います。
編集画面ではコーディングをすることなく、直感的な操作をするだけで簡単にLPを作成できます。
具体的には、下記の要領を繰り返し行います。
- セクションタイプから列数を決定し、配置
- それぞれのセクションに対して、所望のスロットタイプを配置
- スロットをカスタマイズ
ちなみに、「Mautic上でLPを作成しないといけない」という制約はありません。LPをオリジナルで用意したい場合、MauticのトラッキングコードやMautic APIを利用すれば、オリジナルのLPでも情報を十分に保存することができます。
リードの管理と行動分析
一度Webサイトを訪れた訪問者は、なんとしてでも手放したくないですよね。
MauticにはIPアドレスでリードを管理する機能が搭載されているので、最初の訪問から管理し、その行動を分析することができます。
(Mautic内ではリードのことを「コンタクト」と呼びますが、今回はより一般的な呼称である「リード」を用いて説明します。本記事においてリードとは、訪問者を指します)
それぞれのリードの画面では、リードが起こしたイベントとその時刻等の情報を見れます。また、データベースに行動ログがすべて記録されているので、これを使ってさらに詳しい分析もできます。
たとえば弊社では、リードの温度感を適切に計測するために「どのような行動をとったリードがCVしたのか」を分析し、行動毎のポイント調整を行っています。
自動メール配信
Mauticにはキャンペーンと呼ばれる機能があります。イメージ的にはシナリオやストーリーと言った方が近いでしょう。このキャンペーンを利用することで、リードの行動に合わせて自動的にアクションを起こすことができます。
キャンペーンの設定では、条件とアクションを以下のようにそれぞれ決め、ツリー状に記述していきます。
- 「どのような要件を満たしたユーザーにキャンペーンを発生させるのか」という条件
- 「キャンペーンでは何が発生するのか」というアクション
これによって、条件に合致するユーザーに対して自動的にアクションを実行してくれます。MAツールの醍醐味ですね。
資料請求やサインアップ等を通してリードのメールアドレスを入手できれば、メール配信も可能になります。
先ほどのキャンペーン機能を使えば、ある条件を満たすユーザに対して特定のメールを指定したタイミングで自動的に送れます。
また、事前にユーザをセグメントに分けておけば、セグメント内のユーザ全員に対して運営側から積極的にメールを送ることも可能。これで、今まで個別に行なっていたメールマーケティングも効率的に行うことができるのです。
コンテンツのパーソナライゼーション
Mauticには、リードの行動に合わせて表示を切り替えるダイナミックコンテンツ機能が搭載されています。
上の画像のように弊社では、ポップアップ中の文章をリードの行動と連動させて切り替えています。
初回訪問時には入門用コンテンツを提示しておき、リードが導入事例集を回遊するなどの行動をとれば、自動的に問い合わせへの案内をするように設定することができます。
最適なコンテンツを提供できれば、確実にCVRの改善に繋がるでしょう。
MAツールの導入にお困りではありませんか?
弊社では、無料のMAツール Mautic の導入支援を行なっております。
導入にあたって、サーバ構築からMAのキャンペーン設計まで、弊社の経験豊富なエンジニアとマーケターがサポートいたします。
ご興味があれば、ぜひ以下からお問い合わせください。
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