ECサイト制作費用と料金相場|サイトの種類や助成金を徹底解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
BLOG
ブログ
ECサイト制作費用と料金相場|サイトの種類や助成金を徹底解説
2022-04-17 制作・開発
販売チャネルを増やして売上アップを図るために「ECサイトを構築したい」と考えている企業経営者の方も多いのではないでしょうか。
しかし「制作費用がいくらかかるのかわからない」や「どのようなサイトを作ればよいかわからない」といった不安の声をよく聞きます。
そこで今回は、ECサイトの制作を得意とする株式会社GIGが「ECサイトの制作費用と料金相場」や「ECサイト制作で使える助成金」について徹底解説します。
これから自社のECサイトを制作・運用したいとお考えの方に、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
ECサイトに必要な機能とは
ECサイトには、一般的なWebサイトとは違い、さまざまな機能が必要です。
まず最初に、ECサイトの立ち上げに必要な機能を紹介します。
1. フロントエンドで必要となる機能
フロントエンドで必要となる機能は、ECサイトにおいてユーザーが直接使う機能です。
ECサイトを利用するユーザーにとって、見やすくて使いやすい機能を導入する必要があります。
たとえば以下のような機能です。
・商品検索機能
・カート機能
・決済機能
・セキュリティ機能
・マイページ機能
・FAQページ
・レコメンド機能
2. バックエンドで必要となる機能
バックエンドで必要となるのは、ECサイトのサービスを維持・管理する機能です。
バックエンドの機能をしっかり構築することで、ECサイト運営がスムーズに行え、ユーザーの満足度を高められます。
たとえば以下のような機能です。
・受注/配送管理機能
・在庫管理機能
・顧客管理機能
・売上管理機能
・キャンペーン/セール管理機能
・コンテンツ機能
3. あると便利な機能
フロントエンドやバックエンドは、ECサイトの構築に最低限必要となる機能です。
以下は、ECサイトに必須ではないものの、収益を上げるためにぜひ設置しておきたい機能です。
・商品ランキング機能
・ソーシャルログイン機能
・チャット機能
・アクセス解析機能
ECサイトの種類とそれぞれの長所・短所
自社でECサイトを構築する場合、以下5つの構築方法があります。それぞれの長所と短所を見ていきましょう。
1. ECモール
ECモールとは、自社でECサイトを構築せずに、すでにあるプラットフォームに出品する方法です。
代表的なECモールには「Amazon」「楽天市場」などがあります。
ECモールのメリット
・ECモール自体に集客力があり、ユーザーの信頼度も高い
・各モールのサポートが受けられる
・初期費用が安く、すぐに始められる
ECモールデメリット
・カスタマイズができない
・売上から一定のロイヤリティを支払わなければならない
2. ASP
ASP(Application Service Provider)とは、他社が構築したECサイトの仕組みを、インターネット上で使わせてもらえるサービスです。自社でソフトを管理する必要がないため、他と比べると簡単にECサイトを運用できます。
代表的なASPとして「BASE」「MakeShop」「Shopify」などがあります。
ASPのメリット
・構築費用/維持費用が安い
・制作期間が短くて済むため、すぐに開始できる
・サーバーが要らない
ASPのデメリット
・サイトのカスタマイズ性が低い
・自社の顧客管理システムとの連携が難しい
3. オープンソース
オープンソースとは、無償で公開されているECサイト構築システムです。公開されているソースコードを利用できるため、カスタマイズ性が高いのが特徴のひとつ。
代表的なオープンソースとして「EC-CUBE」「Magento」などがあります。
オープンソースのメリット
・費用がかからない
・カスタマイズが自由にできる
オープンソースのデメリット
・プログラミングなどの専門知識が必要
・サポートがない
・セキュリティの問題がある
4. パッケージ
パッケージとは、ECサイト構築のシステムをECサイトの制作会社が販売している商品です。
代表的なECパッケージには「Orange EC」「ecbeing」「ebisumart」などがあります。
パッケージのメリット
・カスタマイズ性が高い
・大規模なECサイト構築も可能である
パッケージのデメリット
・初期費用や維持/管理費用がかかる
・バージョンアップに費用がかかる
5. フルスクラッチ
フルスクラッチとは、自社でECサイトを運営するために、システム開発をする手法です。
独自に開発するため、自社で使用するシステムやツールとの連携が自由にでき、機能追加にも制約がありません。カスタマイズ性が高い反面、費用も高くなります。
フルスクラッチのメリット
・独自開発のため、自由にカスタマイズできる
フルスクラッチのデメリット
・構築費用と維持・管理費用が高い
・長い制作期間が必要となる
ECサイト制作の費用相場と事例
ECサイトの制作費用の相場は、機能や構築方法によって大きく変わります。ECサイトの制作方法別に、かかる費用相場の目安と特徴を紹介します。
10万円〜100万円未満の場合
目的 | 比較的安く独自のECサイトを運営したい |
依頼先 | 中小のECサイト制作会社 |
ECサイトの種類 | ・APS |
制作期間の目安 | 1ヶ月〜2ヶ月程度 |
メリット | ・構築費用/維持費用が比較的安い |
デメリット | ・カスタマイズできる範囲が狭い |
100万円〜500万円未満の場合
目的 | 自社で独自のECサイトを運営したい |
依頼先 | 中小のECサイト制作会社 |
ECサイトの種類 | ・オープンソース |
制作期間の目安 | 2ヶ月〜5ヶ月程度 |
メリット | ・オリジナルのサイト構築が可能である |
デメリット | ・商品の写真や原稿を準備する必要がある(費用による) |
500万円以上の場合
目的 | 自社で本格的なオリジナルのECサイトを運営したい |
依頼先 | 中小〜大手のECサイト制作会社 |
ECサイトの種類 | ・オープンソース |
制作期間の目安 | 4ヶ月以上 |
メリット | ・完全オリジナルなECサイト構築を構築/運営できる |
デメリット | ・構築費用が高い |
ECサイト制作に活用できる補助金制度&補助金額の目安
上記のように、ECサイトの構築には数十万円から数百万円のコストがかかります。
しかし一定の条件をクリアすれば、行政からの補助金制度を利用できるケースも。
ここでは、ECサイトの構築に利用できる3つの補助金制度について解説します。
1. IT導入補助金
「IT導入補助金」とは、企業が業務の効率化を目指すためにITツールを導入するときに利用できる補助金制度のこと。最大で導入金額の2/3、450万円までの補助が受けられます。
効率化できる業務プロセスの数、新型コロナウイルス感染対策の有無など、条件によって補助金額が異なります。
2. 事業再構築補助金
「事業再構築補助金」とは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、新たな業態を開始する中小事業者が利用できる補助金制度のこと。事業規模により最大で導入金額の2/3、1億円までの補助が受けられます。
コロナ禍における売上減少、認定を受けた機関との共同事業計画策定など、いくつかの要件を満たす必要があります。
3. 小規模事業者持続化補助金
「小規模事業者持続化補助金」とは、売上の拡大や生産性の向上を目的とする小規模事業者が利用できる補助金制度のこと。事業規模により最大で導入金額の2/3、50万円までの補助が受けられます。
経営企画書や補助事業計画書の作成など、何点かの書類を準備する必要があります。
ECサイト制作費用の料金相場のまとめ
このように、ECサイトの制作費用は、サイトの種類や制作会社によって大きく変わります。そこで、まずは自社の制作予算と年商の規模を参考にして、どのようなECサイトを制作するかを決めるのがおすすめです。
また交付の条件を満たすことで、行政による補助金を受けられるケースも。とくに近年のコロナ禍において、大きな影響を受けた企業や中小事業者向けの補助金が充実しています。ECサイトを制作、導入するときは、ぜひ確認しましょう。
もしECサイトの制作・運用についてわからないことや疑問があるときは、ぜひ株式会社GIGにご相談ください。GIGでは、ECサイトの制作から運用までの支援が可能です。さらに、効果的なサイトの制作や運用・改善にワンストップで対応します。
GIGでは、ECサイトの制作だけでなく、クライアント企業が抱える課題を明確化し、目的を達成するためのプランニングから運用・改善までを支援します。
またアクセス過多など想定外の事態に対応するため、インフラの構築・保守にも対応可能です。企業の機会損失を発生させないために、そして目的を達成するために、様々な角度からクライアント企業をサポートいたします。
WebやDXの課題、お気軽にご相談ください。
GIG BLOG編集部
株式会社GIGのメンバーによって構成される編集部。GIG社員のインタビューや、GIGで行われたイベントのレポート、その他GIGにかかわるさまざまな情報をお届けします。