コーポレートサイトでKPIを設定する方法や重要性とメリットを徹底解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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コーポレートサイトでKPIを設定する方法や重要性とメリットを徹底解説
2023-02-06 制作・開発
コーポレートサイトは、企業のブランディングや集客、説得などの役割を果たす重要なツールの1つです。
しかし、その効果を測るための指標や方法については、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずはコーポレートサイトにおけるKPIを知る必要があります。KPIとは、目標達成度を測るための指標の1つです。コーポレートサイトにおけるKPIとは、企業の目的や戦略に沿った、サイトのパフォーマンスを示す数値のことです。
コーポレートサイトにKPIを設定する目的は、コーポレートサイトの成果や課題を客観的に評価できることや、改善点や方向性を明確にできること、目標や進捗を可視化し、チームや関係者と共有できることです。
そこで今回は、コーポレートサイトにKPIを設定する方法や、重要性とメリットを徹底解説します。これからコーポレートサイトの評価を実施する方はもちろん、これまでしてこなかった方も、ぜひ参考にしてください。
コーポレートサイトのKPIとは?
コーポレートサイトのKPIとは、サイトが達成したい目標に対してどの程度進んでいるかを数値化したものです。
KPIは「Key Performance Indicator」の略で、日本語では「重要業績評価指標」とも呼ばれます。
コーポレートサイトのKPIは、サイトの目的や業種によって異なりますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。
訪問者数
訪問者の平均ページビュー数
各ページのセッション数
サイト全体の直帰率
サイト全体の離脱率
CV数・CV率
コーポレートサイトにKPIを設定する必要性とメリット
次に、コーポレートサイトにKPIを設定する必要性とメリットを解説します。
コーポレートサイトにKPIを設定する必要性
コーポレートサイトにKPIを設定する必要性は、以下の3つです。
ゴールから逆算したサイト運用ができる
具体的な施策を順序立てて立案できる
PDCAを回しやすくなる
それぞれのポイントを見ていきましょう。
1.ゴールから逆算したサイト運用ができる
KPIとは、サイトが達成したい最終的な目標(KGI)に対して、どの程度進んでいるかを数値化した中間目標です。そのため、KPIを設定することで、サイトの現状と目標とのギャップを明確にし、達成に向けて何をすべきかをイメージできます。
もし、KPIを設定しなければ、サイトの効果や成果が分からなくなり、運営の方向性や優先順位が定まりません。そこで、KPIを設定することにより、サイトの方向性や優先順位を明確にすることができます。
2.具体的な施策を順序立てて立案できる
KPIを設定することで、サイトのパフォーマンスを定期的に分析し、評価や改善を行うことができます。
もし、KPIを設定しなければ、サイトの問題点や改善点が見えづらく、効果的な施策が立案しにくくなるでしょう。そこで、KPIを設定することにより、サイトの問題点や改善点を見つけやすくなり、具体的な施策を順序立てて立案できます。
3.PDCAを回しやすくなる
KPIを設定することで、サイトの効果や成果を数値で確認でき、PDCAサイクルを回しやすくなります。PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとったもので、サイト運営において重要な手法です。
もし、KPIを設定しなければ、Planが定まらず、DoやCheckやActionができません。そこで、KPIを設定することにより、Planに基づいたDoやCheckやActionを行い、サイトの品質やユーザビリティを向上させることが可能です。
コーポレートサイトにKPIを設定するメリット
コーポレートサイトにKPIを設定するメリットは、以下の3つです。
サイト運営の効率を高めることができる
サイト運営の効果を高めることができる
サイト運営の成果を高めることができる
それぞれのポイントを見ていきましょう。
1.サイト運営の効率を高めることができる
KPIを設定することで、サイト運営における行動指針が明確になります。
そのため、サイト運営に必要なタスクやリソースを効率的に割り振ることができ、サイト運営にかかる時間やコストの無駄を減らすことが可能です。
2.サイト運営の効果を高めることができる
KPIを設定することで、サイト運営におけるデータを客観的に把握できます。
そのため、サイト運営における問題点や改善点を発見できることはもちろん、適切な施策の効果検証が可能となります。
3.サイト運営の成果を高めることができる
KPIを設定することで、サイト運営における最終目標(KGI)に近づくことができます。
KPIを設定することで、サイト運営における成果を数値で表現できるため、サイトの運営成果を可視化、共有することが可能です。
コーポレートサイトのKPIの設定方法
以下では、コーポレートサイトのKPIの設定の方法について解説します。コーポレートサイトのKPIの設定は、以下の手順で行うのが効果的です。
KGI(最終目標)を決める
KPI(中間目標)を決める
KPIの測定方法を決める
それぞれ解説します。
1.KGI(最終目標)を決める
KGIとは、サイトが達成したい最終的な成果や効果のことです。
例えば、コーポレートサイトのKGIは「ブランドイメージの向上」「採用の促進」「売上の増加」などが考えられます。
KGIを決める際には、サイトの目的やビジョンに沿って、SMART原則に基づいて具体的かつ明確に設定することが重要です。
SMART原則とは、Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性の高い)、Time-bound(期限のある)の頭文字をとったものです。
KGIを決めることで、サイトの方向性や優先順位を明確にすることができます。また、KGIを決めることで、KPIを設定する際の基準となります。
2.KPI(中間目標)を決める
KPIとは、KGIを達成するための中間的な目標や指標のことです。
例えば、コーポレートサイトのKPIは「訪問者数」「CV数」「CV率」などが考えられます。
KPIを決める際には、KGIとの関連性や重要度を考慮して、必要な数だけ設定することが重要です。
KPIの数が多すぎると、管理や分析が煩雑になり、効果が薄まります。逆に、KPIの数が少なすぎると、KGIの達成度を正確に把握できません。
KPIを決めることで、サイトのパフォーマンスを客観的に測ることができます。また、KPIを決めることで、サイトの改善のための施策を立てやすくなるでしょう。
3.KPIの測定方法を決める
KPIの測定方法とは、KPIの数値をどのように収集・分析・可視化するかのことです。
例えば、コーポレートサイトのKPIの測定方法は「Googleアナリティクス」「ダッシュボード」「レポート」などが考えられます。
KPIの測定方法を決める際には、KPIの種類や目的に応じて、適切なツールや方法を選択することが重要です。もし、KPIの測定方法が不適切だと、KPIの数値が正確でなかったり、KPIの意味が分からなかったりする可能性があるからです。
KPIの測定方法を決めることで、サイトの効果や成果を数値で確認できます。また、KPIの測定方法を決めることで、サイトの評価や改善を実行しやすくなるでしょう。
コーポレートサイトのKPIの設定事例
コーポレートサイトのKPIを設定する際は、まずKGIを設定しなければなりません。
そこでまずは、KGIに対応するKPIの指標を以下の表で確認します。
KGI(重要目標達成指標) | KPI(重要業績評価指標) |
売上アップ | お問い合わせ数、CV率 |
認知度拡大 | アクセス数、ページビュー数 |
採用率の向上 | エントリー数、エントリー率 |
次に、KPIの具体的な数値と期間を、KGIや現状分析に基づいて設定します。
例えば、売上アップを目指す場合には、以下のようなKPIを設定できます。
お問い合わせ数:1ヶ月で100件(前月比50%増)
CV率:10%(前月比2%増)
一方、認知度拡大を目指す場合は、以下のようなKPIを設定できます。
アクセス数:1ヶ月で10,000UU(前月比20%増)
ページビュー数:1ヶ月で30,000PV(前月比10%増)
また、採用率向上を目指す場合は、以下のようなKPIを設定できます。
エントリー数:1ヶ月で50件(前月比30%増)
エントリー率:5%(前月比1%増)
コーポレートサイトのKPIの測定と分析ツール
最後に、コーポレートサイトのKPIの測定と分析ツールについて解説します。
コーポレートサイトのKPIの測定には、基本的に次の3つのツールを使うのが効果的です。
Googleアナリティクス
Googleサーチコンソール
Googleタグマネージャー
それぞれについて解説します。
1.Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Webサイトのアクセス状況やユーザーの行動を詳細に分析できる無料のツールです。
コーポレートサイトのKPIとしてよく使われる項目は、以下のようなものです。
訪問者数(UU)
ページビュー数(PV)
セッション数
直帰率
離脱率
CV数・CV率
これらの数値を定期的に確認することで、目標とのギャップや改善点を見つけることができます。
また、Googleアナリティクスでは、目標やコンバージョンを設定することで、KPIの達成状況をより具体的に測定することも可能です。
2.Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Google検索でのサイトのパフォーマンスや問題を把握できる無料のツールです。
コーポレートサイトのKPIとしてよく使われる項目は、以下のようなものです。
検索流入数
クリック数
クリック率
平均掲載順位
サイトマップの送信状況
サイトのインデックス状況
サイトのセキュリティ問題
これらの数値を定期的に確認することで、サイトの検索エンジン最適化(SEO)やユーザビリティの向上に役立てることができます。
3.Googleタグマネージャー
Googleタグマネージャーは、Webサイトにタグ(トラッキングコード)を簡単に設置できる無料のツールです。タグとは、Webサイトのアクセスやユーザーの行動を測定するために必要なコードのことです。
Googleタグマネージャーを使うと、以下のようなメリットがあります。
GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどのタグを一元管理できる
Webサイトのコードを変更せずにタグを追加・削除・変更できる
タグの設置やテストを自分で行える
タグの発火条件や優先順位を細かく設定できる
タグのパフォーマンスやエラーを確認できる
Googleタグマネージャーを使うことで、コーポレートサイトのKPIを測定するためのタグを効率的に管理できます。
コーポレートサイトとKPIのまとめ
このように、コーポレートサイトのKPIを適切に設定、管理することで、自社サイトを効率よく運営することが可能となります。逆に、KPIの設定が適切でない場合には、目標であるKGIを達成できなかったり、無駄に社内リソースを浪費してしまう可能性が高まるでしょう。
そこで、自社サイトを効率よく管理、運営する際は、ぜひ株式会社GIGにご相談ください。
株式会社GIGは、東京のWEB制作、ホームページ制作、システム開発会社です。
株式会社GIGでは、WEBサイトやメディアサイトの企画・制作・運用、WEBマーケティング、システム開発、体制構築、及び人工知能をかけ合わせたライフスタイル領域のサービスを開発しています。
また、株式会社GIGでは、ビジネスに戦略的を、ホームページに効果をというコンセプトのもと、各企業の規模や目指すビジョンに合わせた制作プランを各種ご用意しています。
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株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。
また、45,000人以上が登録するフリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』や、7,000人以上が登録するデザイナー特化エージェントサービス『クロスデザイナー』、リード獲得に必要な機能を備えたCMS『LeadGrid』、UXコンサルティングサービス『UX Design Lab』などを展開しています。
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