ブランディングの費用相場と費用対効果が高い低予算ブランド戦略を解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

ブランディングの費用相場と費用対効果が高い低予算ブランド戦略を解説

2023-08-01 制作・開発

ブランディングとは、企業や商品、サービスの個性や価値を表現し、顧客の心に印象を残すことです。ブランディングには、コンサルティングやロゴ、パッケージ、広告などの制作が必要となるため、それぞれに費用がかかります。そのため、ブランディングには多額の費用がかかるというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際にブランディングにかかる費用は企業の規模や目的、制作物の範囲やクオリティなどによって、大きく異なるのが特徴です。

そこで今回は、ブランディングの費用相場や、費用対効果が高い低予算ブランド戦略について解説します。これからブランディングを行う方は、ぜひ参考にしてください。

ブランディングとは?目的やメリットを解説

ブランディングとは、自社の商品やサービスに特別な価値やイメージを付与して、顧客の心や市場に深く印象づける活動のことです。

ブランディングの目的は、競合との差別化を図り、認知度やロイヤリティを高めることで、利益率を上げたり、優秀な人材を確保したりすることです。

ブランディングのメリットは、企業と顧客の両方にあります。企業にとっては、社内の一体感や経営の安定性が向上することです。また、顧客にとっては、新しい商品やサービスを探索するコストを低減したり、失敗するリスク回避するといった価値を提供できます。

ブランディングにかかる費用の相場と内訳

ブランディングには、コンサルティング費用や、ロゴ・パッケージのデザイン制作費用、広告などの費用がかかります。ただし、依頼する業者やサービス内容によって費用が異なるため注意が必要です。

ブランディングを依頼する際は、次の3つの業者から依頼先を選ぶのが一般的です。

  • コンサルティング会社
  • 制作会社
  • 広告代理店

以下では、各業者の一般的な費用相場と依頼する際のポイントを解説します。

ブランディングをコンサルティング会社に依頼する場合

コンサルティング会社にブランディングを依頼する場合の費用相場は、500万円~800万円程度と言われています。ただし、依頼するコンサルティング会社の規模や、依頼内容によって金額が大きく変わる可能性があるため、まずは相談してみると良いでしょう。

コンサルティング会社を利用するメリットは、自社の現状分析からブランドの構築、マーケティングによる浸透と運用までを一貫してサポートしてもらえるところです。

そのため、自社のブランディング戦略を初めて行う企業や、抜本的に見直したい場合におすすめです。

また、コンサルティング会社のなかには、特定の業界に特化している会社もあります。このような特化型の会社を活用することで、より専門的なコンサルティングを比較的低価格で受けることができるケースもあるでしょう。

ただし、コンサルティング会社に依頼する場合は、ブランディングからマーケティングに至る全ての工程を一任することになるため、相対的に費用が高額になりやすい点に注意が必要です。

ブランディングを制作会社に依頼する場合

制作会社にブランディングを依頼する場合の費用相場は、100万円~300万円程度となっています。ただし、こちらも制作会社の規模や、依頼内容で費用が異なります。

制作会社とは、Webサイトやロゴマーク、商品パッケージなどのデザイン制作を外注する際に利用するのが一般的です。

自社で対応できない作業や工程のみをピンポイントで依頼するため、コンサルティング会社や広告代理店に依頼するよりも、費用を抑えることが可能です。

制作会社へ依頼する場合は、基本的にブランディングの方向性を自社で決めてから行います。ある程度のコンセプトを決めてから依頼することで、その内容をデザインに落とし込んでもらうことができます。

ただし、商品やサービスのブランド構築ではなく、企業ブランディングを検討している場合

や、広告制作や運用も外注する場合、中長期的なブランディングを依頼する場合は、費用がさらに高額になるケースがあるため、十分に検討したうえで業者を選ぶことが重要です。

ブランディングを広告代理店に依頼する場合

広告代理店に依頼する場合の費用相場は、300万円~500万円程度となっています。ただし、広告の内容や手法、展開する規模によって、費用が大きく異なる可能性があります。

広告代理店にブランディングを依頼するケースは、広告を利用したブランディング活動を行う場合です。

広告代理店は、広告戦略の立案や広告媒体の制作、各メディアへの掲載など、広告に関する幅広いサポートを行うのが特徴です。

現代は、広告手法が細分化されているため、自社が目指すブランドイメージにあった広告代理店を選ぶことが成功するためのポイントとなります。業者によって得意な広告分野が異なるため、自社の戦略に合った会社を選ぶことが重要です。

ブランディングの費用対効果の測定方法

次に、ブランディングを効果的に行うために、費用対効果の測定方法を解説します。

ブランディングの費用対効果を測定するためには、新規接触率を計算して、改善策を立てるのが一般的です。

そこで以下では、新規接触率についての詳しい解説と、それ以外の指標も紹介します。

新規接触率とは?

新規接触率とは、ブランドを初めて知った人の割合を示す指標です。

ブランディングの効果測定においては、新規接触率が高いほど、その媒体を通じて自社のブランドの認知度を高めることができたことを示します。

新規接触率の計算方法

新規接触率は、次の式で計算できます。

  • 新規リーチUU÷各媒体接触UU=新規接触率(%)

UUとは、ユニークユーザーのことで、1日・1週間・1カ月など特定の期間内にWebサイトなどを通じて接触した人を指す用語です。

例えば、1,000人のUU(ユニークユーザー)と接触し、そのうちの800人が新規ユーザーであった場合は「800÷1000=80」となり、新規接触率は80%となります。

一方、1000人のUUと接触して、そのうちの100人が新規ユーザーであった場合は「100÷1000=10」となるため、新規接触率は10%です。

このように、新規接触率は、その数値が高いほど、その媒体を通じてブランドを「初めて知った人の割合が多い」ことを示します。そのため、新規接触率を高めることが、ブランドの認知度を高めることに繋がります。

新規接触率の改善策

新規接触率を高める方法としては、次のような施策が効果的です。

1.広告ターゲティングを見直す

広告ターゲティングを見直すとは、広告を配信する媒体やユーザーの属性を分析し、新規ユーザーにアピールするように調整することです。

2.広告クリエイティブを改善する

広告クリエイティブの改善とは、広告の見た目やメッセージを工夫し、ユーザーの興味や好奇心を引くようにすることです。

3.広告の配信時間帯や頻度を最適化する

広告の配信時間帯や頻度の最適化とは、ユーザーの行動パターンやライフスタイルに合わせて、広告の配信時間帯や頻度を最適化することです。

4.広告の効果測定を行う

広告の効果測定とは、新規接触率やその他の指標をモニタリングすることです。効果の高い広告や媒体を見極め、改善策を実施します。

新規接触率以外の指標

新規接触率以外にも、広告効果を測定するためのさまざまな指標があります。

そこで以下では、ブランディング広告の効果を測る指標を「認知」「誘導」「獲得」の3つの目的に分けて解説します。

ブランドの認知に関する指標

ブランドの認知を目的とした広告では、広告がどれだけ多くの人に見られたかを測る指標として、IMP(広告露出回数)、CPM(千人当たりの広告費用)、リーチ(広告に接触したユニークユーザー数)などを活用します。

ブランドの誘導に関する指標

ブランドの誘導を目的とした広告では、広告がどれだけユーザーをウェブサイトやランディングページに誘導したかを測る指標として、クリック数、CTR(クリック率)、CPC(クリック単価)などを活用します。

ブランド顧客の獲得に関する指標

ブランド顧客の獲得を目的とした広告では、広告がどれだけユーザーの購入や申し込みなどの目標達成につながったかを測る指標として、CV数(コンバージョン数)、CVR(コンバージョン率)、CPA(コストパーアクション)などを活用します。

上記のような指標を測定し、改善することで、より効果的なブランディング活動を実現できるでしょう。

ブランディングの費用対効果を高める施策3つ

ブランディング活動の費用対効果を高めるには、次の3つの施策が効果的です。

  1. ターゲットを絞る
  2. ユニークなストーリーを伝える
  3. SNSや口コミを活用する

それぞれ解説します。

1.ターゲットを絞る

ブランディング成功への第一歩は、自社の商品やサービスの対象となるユーザーを明確にすることです。ターゲットを絞り込むことで、市場ニーズに合わせた商品開発やマーケティングができ、競合との差別化が図れます。

ターゲットを絞る方法としては、市場のセグメンテーション(細分化)、ターゲットの属性や価値観の分析、自社の強みと社会的意義の組み合わせ、などがあります。

ターゲット選定に役立つフレームワークとしては、3C分析、SWOT分析、PEST分析などが代表的です。

2.ユニークなストーリーを伝える

ブランディングにおいては、ストーリーを用いるのが効果的です。ユニークなストーリーを伝えることで、ブランディングのターゲットに対して、自社の理念やビジョン、商品やサービスの魅力が伝わりやすくなります。

ストーリーを活用する際は、フィクションではなく、事実に基づいたエピソードや体験を語ることが重要です。真実を伝えることで、自社や商品やサービスへの信頼性が高まるからです。

ストーリーの内容は、自社のミッションや理念、オンリーワンのポジションや差別化要素、日々の取り組みやアイディアの3つを中心に展開し、SNSやウェブサイト、広告などで発信すると良いでしょう。

3.SNSや口コミを活用する

SNSや口コミを活用することで、少額の予算でもブランディングを展開できます。

SNSを自ら運用して情報発信することで、小回りの効いたブランディングが可能です。一方、口コミでは、消費者の評判や感想を聞くことで、信頼性や説得力の高いブランディングが実現できるでしょう。

SNSや口コミを活用する方法としては、発信内容の一貫性やブランドイメージの統一、他社との差別化などが重要です。また、SNSの種類によってもブランディングの方法は異なります。例えば、Instagramは写真がメインとなるため、イメージを表現するのに向いています。一方、Twitterはテキストがメインであるため、情報を発信したい場合におすすめです。

ブランディング費用のまとめ

このように、ブランディングの費用については、自社のブランドを構築する際のどの工程を依頼するかで金額が大きく変わります。

ブランディングの全ての工程を外注する際は、コンサルティング会社に依頼することになるため、費用が高額になりがちです。一方、商品のパッケージデザインのみを依頼するケースでは、比較的安い費用で済むでしょう。

いずれの場合でも、ブランディングを行う際は、ターゲットや目標をしっかりと設定して効果測定を行い、費用対効果の高いブランディング施策を行うことが重要です。

そこでこの記事を参考にして、貴社に最適な手法を採用し、ブランド構築にお役立てください。

また、ブランディングの費用や戦略、具体的な施策についての疑問や質問がある方は、株式会社GIGにお気軽にご相談ください。貴社に最適なソリューションを提案いたします。

株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。

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