スキルアップやリソース管理、全てに使える最強の思考法「マインドマップ」|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

スキルアップやリソース管理、全てに使える最強の思考法「マインドマップ」

2023-12-07 勉強会

こんにちは、株式会社GIG広報の宮﨑(カントク)です。GIGでは毎月さまざまなテーマで勉強会を開催しています。

ここ数年はコロナ禍によりオンラインでの開催となっていましたが、今回からオフィスでの開催となりました!

今回はGIGに新卒入社し、現在はメディア事業部で活躍する荒井 健斗さんに「最強の思考法のマインドマップ」をテーマにお話いただきました。以下でその内容をくわしくご紹介します。

今回はGIGに新卒入社し、現在はメディア事業部で活躍する荒井 健斗さんに「最強の思考法のマインドマップ」をテーマにお話いただきました。以下でその内容をくわしくご紹介します。

■登壇者プロフィール
荒井 健斗(あらい けんと):編集者。宮城大学事業構想学群事業プランニング学類卒。大学在学中からGIGにジョインし、メディア事業部にて、クライアントワークのコンテンツ・マーケ領域を幅広く担当する。モットーは「役に立つ情報を幅広く届ける」。

仕事では常に「思考の整理」が求められる

仕事をする中で、私が課題に感じているのが「思考の整理」です。

たとえば、レポーティング案件での報告資料を作成するという1つのタスクに対しても、「メディアのどこに課題があったのか」「その原因はなんだったのか」「原因を解消するための解決策は?」と、3つの要素を考える必要があります。

さらに、プロジェクトには資料を作成するだけでなく「プロジェクトを効率化するためのフロー改善」や「アサインされているメンバーの役割分担」など複数のタスクがあり、それぞれのタスクの中に枝分かれするように思考するべきことが生まれます。

そして、担当しているプロジェクトも1つではありません。

各プロジェクトの中に、複数のタスクがあり、そのタスク一つひとつに対して、いくつもの思考するべきことがあります。

これだけの数の思考を、脳内だけで完結させるのは現実的ではありません。

なんとかこの課題を解決できる方法はないかと、試行錯誤した結果たどり着いたのが「マインドマップ」という思考法でした。

思考の整理には「マインドマップ」

マインドマップは、1つのテーマに対して課題や原因、要素などを並べて「本質的な課題は何か」「それを解決するためにはどうするべきか」といったことを特定するための手法です。ロジックツリーとも言われます。

マインドマップを活用するメリットは、以下の3つです。

・要素ごとに課題や解決策を整理できる
・課題の本質がわかる
・課題を解決できるアクションがわかる

マインドマップを作成する流れ

上記の図をもとに、私がマインドマップを作成する流れをご紹介します。

まず一番左にあるように、何について考えるのかという「テーマ」を決めます。

続いて、そのテーマを構成する「要素」を洗い出します。たとえばテーマをサイトのアクセス解析とした場合、見るべき指標を考えていきます。今回は、サイト流入やCVといったものが要素となります。

要素が決まったら、それぞれの要素に対して「重視する指標の理想と現状」を記載します。たとえばメディアを運営する場合、PV数やユーザー数など目指すべきKPIが設定されており、これが理想に該当します。

そしてこの理想と現状を比べると、理想に届いていない指標が見つかるため、理想と現状の差分を生み出している課題を洗い出します。最後に、洗い出した課題の解決策を考えるところまでが一連の流れになります。

マインドマップの作成で意識している点

マインドマップを作成するときに私が意識している点を紹介します。

・「要素」と「課題」は漏れなく、ダブりなく
・合っているいるか分からなくてもとりあえず書く
・「解決策」はTODOレベルまで落とし込む

とくに解決策については「いつ」「誰が」「何を」「どれくらい」「どうやるのか」というレベルにまで落とし込むように意識しています。

マインドマップの使い方

続いて、実際にマインドマップをどのように使っているのかについて紹介します。

「キャリアアップ」での使い方

例として、GIGでいうプレイヤーの1つ上のポジションである「リーダーになるには?(理想ベース)」をこのマインドマップのテーマとします。

このテーマに対する要素として、会社として定めているリーダーの定義を用いて「直接の成果が高い」「組織価値向上」「人材の育成ができる」と区切り、それぞれを要素(理想)とします。

そしてこのそれぞれの要素から枝分かれさせて、理想を実現させるために解消するべき課題や、その解決方法を見つけます。

「リソース管理」での使い方

続いて、リソース管理におけるマインドマップの使い方です。

たとえば「リソース100%オーバー」が課題(テーマ)だとしましょう。

このテーマに対する要素として、現在のリソースの内訳を、案件ごとに区切り、それぞれを要素として次の枝に記載します。

そして、それぞれの要素に対して「この案件にかける時間の理想は○時間だけど、現状は×時間もかかってしまっている」→「なぜそれだけの時間がかかってしまっているのか」→「○時間以内で終わらせるためにはどうするべきか」といったように、マインドマップで分析します。

上記の流れを実際に行ったマインドマップがこちらです。

案件の1つに「レポーティング」があります。この案件にかけるリソースの理想は10時間であるのに対して、現状は12時間かかってしまっています。

この「オーバーしている2時間」を解消するために、レポーティングという業務をさらに分解します。その結果、3つの要素(業務)に分解できました。

ここで分解した3つの要素に対して、さらに理想の工数と現状の工数を洗い出します。洗い出した結果、理想と現状に差分がなければ、その枝はそこで分解終了です。

そして、差分が生まれた要素(上記赤枠内)に対して、課題を見つけ、原因を深掘りし、解決策を設定します。

マインドマップを作るときは、必ず課題の深掘りを行い、原因を特定することを徹底しています。原因を特定することで、具体的な解決策に落とし込めるようになります。

ここで見つけた解決策に優先順位をつけることも重要です。

見つけた解決策それぞれに対して「課題解決に与えるインパクト」「時間(工数)」「手軽さ」の3つを基準にして、それぞれの優先順位を考えます。

サイト改善の例の場合だと「CTAボタンの改善」と「リライトの実施」が優先順位の高い解決策となりました。

ここまで行うことで、マインドマップと解決策の選定表が、そのまま今後の作業計画になります。

思考が必要な場面ならいつでもマインドマップが使える

今回は、仕事でのマインドマップの活用方法を紹介しました。仕事以外にも思考が必要な内容であれば、プライベートなどのさまざまな場面でマインドマップは活用できます。

私自身、マインドマップを活用するようにしたことで、リソースを100%で安定させられるようになり、そのうえで業務に対する思考の量と質を向上させることができました。

ただ、これまでは一番左のテーマが基本的に課題ベースになっていました。今後は、理想ベースのテーマも設定できるようにして、自分自身のレベルアップを実現していきたいと思っています。

DX支援なら株式会社GIG

今回の勉強会では「最強の思考法のマインドマップ 」について、メディア事業部荒井 健斗さんに詳しくお話いただきました。

私たち株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。最先端のテクノロジーやUI/UXの知見をもとに、クライアントの課題に適したソリューションをご提案・実行してきました。

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宮﨑 駿(カントク)

フリーランス編集/ライター。GIGのメディア事業部で複数メディアの運営に参加中。キャリア、働き方に関する記事を中心に執筆。ジブリの知識には自信ありません。