言葉を軸にWebサイトを作ってみよう〜プロジェクトのサイトコンセプト〜|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

言葉を軸にWebサイトを作ってみよう〜プロジェクトのサイトコンセプト〜

2023-10-05 勉強会

こんにちは、株式会社GIG広報の宮﨑(カントク)です。GIGでは毎月さまざまなテーマで勉強会を開催しています。

今回はプロデュース事業部の廣瀬祐也さんに、「プロジェクトのサイトコンセプト」をテーマにお話いただきました。以下でその内容をくわしくご紹介します。

■登壇者プロフィール

廣瀬 祐也(ひろせ ゆうや):1990年2月生まれ。アパレル、Web制作会社を経て2021年11月にGIGに入社。現在はCommunication Designチームにてコーポレートサイトやメディアサイト制作のPM、ディレクションを担当している。

コンセプトとは?

「コンセプト」とは、概念や観念を表すために用いられる言葉です。一般的には、貫くべき基本的構想という意味合いで使われます。

終始一貫して常にブレることがない基本的な方向性を意味するため、単なる「目的」とは意味合いが異なります。

コンセプトの例を1つ挙げてみます。

スターバックスが掲げるブランドコンセプトは「3rd place」です。

この「3rd place」というコンセプトが、「香り」「音」「立地」「接客」の各要素に落とし込まれています。

このように各要素に一貫性をもたせることで、たくさんのカフェがあるなかで、お客様から選ばれる判断基準になったり「好きな場所だからお金を払おう」というように対価の基準になったりしています。

Webサイトのコンセプト

GIGで関わることの多い、Webサイトについても考えてみましょう。まず、Webサイトの立ち位置について。

Webサイトは、企業のブランドを構築する1つの要素です。Webサイトに上流のメッセージを落とし込むことで、顧客に信頼感を与えられるようになります。

GIGもそうですが、まず「理念」があって「事業ドメイン」「事業戦略」があって、そこから「Mission」「Vision」「Value」、そして「ブランドメッセージ」と言葉が落とし込まれていきます。

Webサイトは、それを体現するための1つの媒体です。

一貫性のあるストーリーやイメージは、メッセージ性や訴求力を強めます。そのため、上流にある理念から具体的な事業内容までの関連をWebサイトで伝えることによって、顧客からの信頼に繋がります。

Webサイトコンセプトは、基本的に5W1Hをベースに設計するべきと考えています。もちろん全てを入れ込むことは難しいんですが、5W1Hを1つでも多くコンセプトに入れ込めると、よりコンセプトの解像度が高まります。

そうすることで、サイトを見たユーザーに対して、Webサイトを通して伝えたいことやブランドイメージを印象付けられるようになります。

コンセプトの作り方は求められるアウトプットによって様々です。

いろんな切り口からアウトプットし、一貫性のあるメッセージを伝えられるワードを考えましょう。

たとえば「過去と未来」。特にこれは上図の「Corporate」に当てはまります。

まず「Mission」は、会社の存在意義ですが、これは「過去」と考えます。それに対し、会社がどう進んでいきたいのかということが「未来」である「Vision」です。そしてこの2つを繋ぐのが「コンセプト」です。

続いて「思いと形」。これは「Service」や「Branding」に当てはまります。企業やブランドが発信するメッセージをどうアウトプットに落とし込んでいくか、という場面でコンセプトが活きてきます。

このように「〇〇と〇〇を繋ぐ」場合に、コンセプトメイクは有効的です。

コンセプトメイクができれば引き出しが増える

良いコンセプトができたからといって、全てがうまくいくというわけではありません。

ですが、コンセプトを作成することで「誰に向けてどのような役割を担うWebサイト」にするのか、クライアントと目線を合わせられます。

コンセプトができれば、それをどのようにワイヤーフレームに活かしていくべきかを考えたうえで、クライアントに提案を行えるようになります。

また今回の勉強会は主にディレクターに向けた内容になりましたが、デザイナーやエンジニアなどの役割においても、コンセプトは大切です。ぜひディレクター以外の方も、コンセプトへの理解も深めてもらえればと思います。

DX支援なら株式会社GIG

今回の勉強会では「プロジェクトのサイトコンセプト」について、プロデュース事業部の廣瀬祐也さんに詳しくお話いただきました。

株式会社GIGは、ナショナルクライアントからスタートアップまで、Webコンサルティング、UI/UXデザイン、システム開発など、DX支援をおこなうデジタルコンサルティング企業です。また、47,000人以上が登録するフリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』や、7,000人以上が登録するデザイナー特化エージェントサービス『クロスデザイナー』、リード獲得に特化したCMS『LeadGrid』、UXコンサルティングサービス『UX Design Lab』などを展開しています。また、各サービスにはAI機能を順次搭載中です。

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宮﨑 駿(カントク)

フリーランス編集/ライター。GIGのメディア事業部で複数メディアの運営に参加中。キャリア、働き方に関する記事を中心に執筆。ジブリの知識には自信ありません。