アプリ版『Workship』リリースまでの軌跡を開発担当エンジニアが紹介|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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アプリ版『Workship』リリースまでの軌跡を開発担当エンジニアが紹介
2022-06-02 勉強会
こんにちは! GIG広報担当の宮﨑です。
GIGでは毎月さまざまなテーマで勉強会を開催しており、現在はコロナウイルス感染拡大防止のためオンラインにて実施しています。
今回は、Workship Appの開発に尽力したエンジニアの一ノ瀬さんから「Workship Appリリースまでの道のり」についてお話いただきました!
2021年12月3日にリリースされたスマートフォンアプリ版『Workship』 。
今回はアプリリリースまでの軌跡を、各段階で発生した課題や問題を踏まえながらお話いただきました。
■登壇者プロフィール
一ノ瀬 雄太(いちのせ ゆうた)
フロントエンドエンジニア。東京理科大学工学部で情報工学を学び、2020年に新卒としてGIGに入社。現在はSkillShare事業本部にて、お仕事マッチングサービス『Workship』の開発や、所属チームの開発フロー改善などに取り組んでいる。
Webエンジニアにとってアプリ開発が困難な理由
一ノ瀬:
じつはWebエンジニアがモバイルアプリを開発するのは、とても大変なんです。
というのも、アプリ開発ではWebにはない機能をキャッチアップする必要があり、作業工数を正確に見積もることができません。
また今回が社内で初のiOS/Androidアプリ開発だったことも重なり、度々作業遅延が発生し、結果的に当初9月だったリリース予定が12月までずれ込んでしまいました。
普段の業務でも言えることですが、とくに今回のような長期案件では、事前に工数が大きくなりそうなポイントを把握した上でスケジュールを組むことが重要です。
アプリをリリースした後も品質向上の取り組みが必須
一ノ瀬:
アプリはリリースがゴールではなく、その後の品質向上が必要不可欠です。
【品質向上が大切な理由】
- モバイルアプリには「使いやすさ」が求められる
- ストアで悪いレビューを書かれるリスクがある
モバイルアプリの使い勝手がWebサービスと同レベルであれば、ユーザーはわざわざアプリを利用してくれません。
仮に利用してくれたとしても満足してもらえなければ、レビューできついお言葉をもらうことも。そして悪いレビューが多数つけば新規ユーザーがさらに呼び込めなくなるという悪循環が発生してしまいます。
実際にWorkship Appのβ版をリリースしたとき、こんなレビューがついてしまいました……。
これを繰り返さないため、製品版ではユーザーテストを徹底的に行い、品質の担保、向上に努めました。
結果として現在では4.1との評価をいただいています!
アプリのリリース審査を依頼するときの注意点
一ノ瀬:
アプリのリリースには面倒なことがたくさんあります。
今回のリリースでは、この面倒な審査をスムーズに進めるために余裕を持って審査依頼を出しました。
しかしとあるミスが原因で、予定日より早くリリースされてしまうという事態が発生。
この原因は単純で、AppleStoreのリリース設定が「自動でリリースする」になっていたこと。この設定のことは把握していたんですが、「新しいビルドファイルをアップロードすると管理画面がデフォルトの設定にリセットされる」という仕様を見落としていたことで今回のトラブルが発生してしまいました。
すぐに配信停止の手続きをしたのでことなきを得ましたが、確認作業の重要性が身に染みた出来事でした。
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宮﨑 駿(カントク)
フリーランス編集/ライター。GIGのメディア事業部で複数メディアの運営に参加中。キャリア、働き方に関する記事を中心に執筆。ジブリの知識には自信ありません。