メタバースとは?基本から今後の展望までインフラエンジニアが解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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メタバースとは?基本から今後の展望までインフラエンジニアが解説
2022-05-02 勉強会
こんにちは! 広報インターンのmozukuです。
GIGでは毎月さまざまなテーマで勉強会を開催しており、現在はコロナウイルス感染拡大防止のためオンラインにて実施しています。
今回はクリエイティブ事業部インフラエンジニアの佐藤さんから「メタバース」についてお話いただきました。
なお、今回の勉強会は実際に『Hubs by Mozilla』というメタバース空間にて行いました! 実際の映像はこんな感じ。それぞれが作ったアバターが勉強会を視聴するという、ちょっと変わった体験に大盛り上がり!
■登壇者プロフィール
佐藤 礼於(さとう れお)
インフラエンジニア。公立はこだて未来大学複雑系知能学科卒業後、2021年に新卒でGIGに入社。クライアントワークにて、フロントエンド/バックエンド/インフラと、Webの技術全般を担当する。
メタバースとは?
佐藤:
メタバースとは、Meta(超越する) と Universe(世界)をあわせた造語です。
インターネット上の仮想空間でアバターを操作したり、コミュニケーションをとったりしながら、もう一つの現実として生活を送れるのがメタバースです。ただしメタバースは定義があいまいで、特定のサービスを指しているものでもありません。
コロナ禍で自由に外出できない日々が続きますが、仮想空間ならば自由に外に出られますよね。インターネットとVRでメタバースは構成されているため、リアルタイムで交流したり、現実ではあり得ない空間に行ったりすることもできます。
メタバースの需要は高まっており、2024年の市場規模は8000億ドルに到達するといわれています。
佐藤:
メタバースを目指すサービスは数多くあります。日本発のサービスもありますが、それぞれ機能も方向性も異なるので、いろいろ体験してみるとよいでしょう。今回は、次の2つを紹介します。
- Second Life
- VRChat
『Second Life』は2003年にサービスを開始し、2007年に流行しました。メタバースの先駆けとなった伝説サービスですが、いまはユーザーがあまりいません。
『VRChat』は、コミュニケーション特化型のサービスです。Unityを使って、アバターやワールドを作れます。最近自分もアバターなどを調整したり、ワールドを作り始めてみたりしています。そのときの自分の好きな姿で参加できるのが、メタバースのいいところですね。
メタバースの今後
佐藤:
流行りはじめてまもないですが、メタバースは発展途上です。「マルチバースを実現してこそ、メタバース」という考えもあります。マルチバースとは、メタバースとして稼働しているサービス間を、相互に行き来できるようになることです。
たとえば、VRChatで買ったアバターで他のサービスに行けたり、服やアイテムを他サービスに持っていけたりするのがマルチバースの世界です。マルチバースを実現するとユーザーの囲い込みができなくなるため、難色を示す会社さんもいるでしょう。またマルチバースを実現するためには、技術を標準化する必要もあります。
佐藤:
メタバースを利用するユーザーは増えています。しかしそのような状況でも、次の2つは将来も変わらないでしょう。
- UGC(User Generated Content)
- ユーザーコミュニティファースト
UGCに関しては、いまもWeb上で文章や絵を公開できるように、メタバースでも同じことができるのが大事だと思います。実際、一部のサービスでは、作ったワールドやアバターを他のユーザーに使ってもらったり、配布したりすることができ、経済圏が成立しています。
ユーザーコミュニティファーストであることも、今後変わらないでしょう。すでにメタバースに住んでいる人たちの声を聞いて、サービスに反映していく。そうでないとユーザーが離れてしまいます。これから参入するコミュニティは、ユーザーコミュニティファーストを意識する必要があります。
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mozuku
GIGの広報インターン。GIGblogのほか、Workshipで編集/リライト/SEO記事を担当しています。趣味は海外旅行と読書。家でパクチーを育てています。