業務のドキュメントってなんで必要なの? 作成の目的や理想のドキュメントを解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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業務のドキュメントってなんで必要なの? 作成の目的や理想のドキュメントを解説
2022-01-07 勉強会
こんにちは! 広報の山口真央(やまお)です。
GIGでは毎月さまざまなテーマで勉強会を開催しており、現在はコロナウイルス感染拡大防止のためオンラインにて実施しています。
今回は『LeadGrid』事業部のエンジニア兼マネージャーの福田さんから「ドキュメント化」をテーマにお話いただきました。
以下で、詳しい内容をご紹介します。
■登壇者プロフィール
福田 拓実(ふくだ たくみ)
フロント/バックエンドエンジニア。神戸大学海事科学部を卒業後、Web広告代理店にてディレクターを担当。その後起業を経て、2019年6月にGIGへ未経験エンジニアとしてジョイン。現在はLeadGrid事業部 開発unit1マネージャー。
そもそもなんでドキュメント化が必要なの?
福田:
LeadGrid事業部は今絶賛成長期。2020年5月にはたった3人のメンバーしかいなかったのに、今では業務委託を含めて20人ものメンバーがLeadGridに関わっています。
LeadGridのサービスは、お客様とGIGメンバーが二人三脚で作り上げていくものが多く、サインアップはGIGを経由していただいたり、お客様ごとにディレクション・デザイン・コーディングなどの対応が必要だったりします。
つまり、自分だけがLeadGridのシステムやフロー、事業モデルなどを理解するだけじゃダメなんです! LeadGridをさらに成長させていくためには、多くのメンバーが同じ方向を向いて動く必要があります。
そこで必要だと感じたのが「ドキュメント化」。今回はぜひ皆さんにも「ドキュメント化」のメリットを知っていただきたいなと思います!
ドキュメント作成の目的と目標
福田:
まずはドキュメント作成の目的と目標を明確にしておきましょう! ここでは、目的を「組織のスループット(処理速度)を向上させるため」、目標を「ドキュメントが要らなくなること」と設定します。
「え? ドキュメントが要らなくなることが目標なのに、ドキュメント化するの?」と思われた方、ちょっと落ち着いてくださいね。ドキュメントが要らなくなるというのは、ドキュメントを作成しなくていい、ということではなく「ドキュメントがなくてもいいくらい、重要な知識や情報が組織野中で暗黙知として内面化している」ことです!
ところで、『暗黙知』って言葉、知っていますか?
暗黙知と形式知については上記の通り。つまり組織のスループットが高い状態というのは、組織のなかで「ナレッジ」「ノウハウ」「コツ」と呼ばれているものが、各個人の暗黙知になっている状態のこと。これを実現するために、ドキュメント、つまり形式知が必要なんです。
個人の「暗黙知」をチームの「形式知」に、そしてチームの「暗黙知」に……とループさせ、浸透させていくことが大切です。
理想的なドキュメントとは?
福田:
目的と目標がわかったところで、さっそくドキュメント作成に移りたいですよね。じゃあどんなドキュメントを作ればいいんだろう……。
僕は「腐りにくいドキュメント」の作成をオススメします。「腐りにくいドキュメント」とは、「正しい情報が書かれていて」「常に人の目に触れ、暗黙知へのループができる」ドキュメントのことです。たとえば、「正しい情報が書かれていない(古い)ドキュメント」は、今更個人の暗黙知にしても意味がなく、誰も読んでいなければそもそもドキュメントを制作する意味がありません。
「腐りにくいドキュメント」を作る時に気を付けたい点は以下の4つです。
- OverViewを用意する
- ドキュメントの順番や構成を練る
- 関係者全員が編集権限を持つ
- 周知・確認・理解の徹底
ただし、これらの点に気を付けたからといって、「腐らないドキュメント」を作れるわけではありません。あくまで「腐りにくいドキュメント」なんです。腐らせないためには、組織でメンテナンスし続けることをお忘れなく。
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山口 真央(やまお)
1995年生まれのフリーランス編集/ライター。GIGの広報をお手伝いしています。 お酒と野球と深夜ラジオとドライブと…と好きなことがありすぎて、結局お酒にもどってくるを繰り返し中。