UXライティングとは? ユーザビリティを改善する書き方3ステップも解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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UXライティングとは? ユーザビリティを改善する書き方3ステップも解説
2018-03-13 勉強会
こんにちは。GIGのセンターフォワードこと、エンジニアのよしです。普段はお客様のサービス開発に携わるほか、勉強会やイベントの運営も担当しています。
今回の勉強会は、編集者の前川(まえちゃん)に、UXライティングの概念や考え方を教えてもらいました。
前川 有香(前ちゃん):編集者。 編集プロダクションにて、雑誌や書籍等紙媒体の編集・執筆を経験。2017年7月にGIGに入社。現在はコンテンツマーケティングやWeb記事制作をメインに担当している。
当日使用したスライドはコチラから▽
Ux writngpdf from GIG inc.
UXライターとは?
Googleの求人によると「UXライターとは、文字情報によって、ユーザーのタスク完了を支援する。自社の商品がもつトーンと製品のUXデザインを牽引する存在。」とあります。
ライターには、コンテンツライターやコピーライター、シナリオライターといった様々な種類が存在します。ただ、どの種類のライターでもUXのことをある程度考慮して書かなければなりません。そこで、UX改善に焦点を当てる、UXライターが誕生しました。
日本ではまだ認知度が低いUXライターですが、海外ではすでに職業として確立されています。実際にGoogleやSpotifyといった世界を代表する企業は、昨年からUXライターを募集しています。
UXライティングでユーザビリティを改善する3ステップ
具体的にUXライティングはどのように進めればいいのか。エラー表示を例に、3ステップを解説します。
ステップ1. 主語を意識して明確に述べる
まずはユーザー視点に立って、表示する文章を整理します。
BEFOREでは「失敗 認証エラーが発生しました」と表示されるのに対して、AFTERでは「サインインエラー あなたは間違ったパスワードを入力しました」と表示されていますよね。
このように具体的に何が原因で認証エラーになっているか表示することで、ユーザーは次の行動を考えやすくなります。
ステップ2. 簡潔に書く
主語を考えたうえで、余計な情報は削除して、よりユーザーが理解しやすいようにしましょう。
AFTERでは、情報を整理した結果、「間違ったパスワード」だけを表示しています。
ステップ3. ユーザーにとって有益な情報を与える
最後にユーザーにとって、役立つ情報を書くようにします。
今回の例であれば、「もう一度試す」と「パスワードを再取得する」の選択肢を提示することで、ユーザーの次の行動を理解しやすくしています。
勉強会を受けて
前ちゃんがこの説明をしている時、エンジニアとしてサービス開発をしている僕も、思わず「なるほど」と頷いてしまいました。
UXライターとは、特定のシーン(ログイン画面など)での行動をサポートするための言葉を書き、デザイナーやディレクターがやっていた「正しく伝える」作業の一翼を担うのです。日本での認知度がまだまだ低いUXライターですが、これからどんどん注目されていく職業の1つになること間違いなしです。
最後に、今回のLTから、質問タイムを挙手制からカード制に変更しました。よりたくさんの質問が集まり、運営者としても嬉しかったです。
勉強会終了後は恒例の立食会を行いました。
LTが終了すると、オフィスの雰囲気は一変し、みんな真剣な面持ちから、和やかな表情に。ビールや酎ハイ、ノンアル飲料でおつかれさまの乾杯!
登壇者の2人も、ピザを前にやっとリラックスしたようです。普段はなかなか話さないような冗談や、それぞれが持っているビジョンの話、恋愛の話などを語り合えるのがこの場所。GIGのメンバーは個性的な人が多いので、話題に事欠きません。
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