WHYから考えるデザインコンサルティング【デザイン=課題解決の手法】|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

WHYから考えるデザインコンサルティング【デザイン=課題解決の手法】

2019-10-15 勉強会

こんにちは。GIGインターンの佐藤です!

すっかり秋らしい気候になりましたね。季節の変わり目に体調を崩さないよう、気をつけなきゃですね。

さて、今回は先日開催された【Tech Trend Talk vol.19】「拡張するデザイン - DONGURIとGIGが考えるデザインの可能性」のイベントレポートをお届けします。  

拡張するデザイン 〜課題から考えるデザインコンサルティング〜

前半は、DONGURIの矢口泰介さんに登壇していただき、デジタルコンサルティングについて、実例と共にお話いただきました。  



矢口 泰介(やぐち たいすけ):1981年生まれ。株式会社TAMにて、Webディレクターとして約6年半にわたり、さまざまなWeb制作、Webマーケティングの案件を担当。2015年からDONGURIにジョインし、クライアントの課題に対して、デザイン思考プロセスを活用しつつ、事業開発、組織開発、マーケティング戦略、CI策定など、コンサルティングによる解決を提案している。

  前半テーマで当日使用したスライドはこちらから。

デザインとは、課題解決の手法である

矢口さん:「デザインというと、見た目、いわゆるUIのような視覚的なものをイメージしがちです。ところが、デザインは課題解決の技法であると捉えることで幅広いアウトプットができるようになります」

矢口さん:「例えば『Webサイトが活用されていない』と相談を受けたとき、単に課題感をWebサイトの活用のみに留めるのではなく、Webを使う施策そのものが間違っているのではないかと疑ってみます」

矢口さん:「施策が間違っていると考えると、本当の課題は、根本的な意思決定の瞬間に隠されているのかもしれません。Webの活用の課題は、あくまで表面的なもの。本来の課題がどこにあるのかと探ることで、正しい改善策も見えてきます」

「Webサイトが使われていない」課題に対して、事業の施策まで遡るのか! と、そのダイナミックな展開に驚きました。

デザインコンサルティングは、表面的な課題を元に、本質を追求し、仮説を立てて課題を深堀る一連の流れを言います。この考え方は、分野を問わず、さまざまな課題解決の現場で応用できそうです。

実例から考えるデザインコンサルティングのプロセス



矢口さん:「クライアントから『デザイナーやエンジニアの自社採用を強化したい』と、提案が出されたとき、同時に『サービスの印象が良くないことやWebサイトが古いことが原因なのでは』と課題感を挙げていただいたんです」

矢口さん:「しかし、課題を深掘っていくと、魅力的な社内文化を打ち出せていないことが本当の課題でした。その結果を踏まえて、社内文化をコンテンツ、デザイン、実装に落とし込んでコーポレートサイトを構築しました」

表面的な課題を元にして、いきなり完成物を作り始めるのではなく、以下のように2段階で考えることが大事と矢口さんは話します。

  • 課題の深掘りをする
  • その結果、次に何をするのか

  また課題を深掘りする際は、以下を問うことが肝心だそうです。

  • 今出ているのは本当の課題なのか?
  • 課題はそれだけなのか?
  • なぜその課題が生じているのか?

これまで、課題の本質を見つけるのが苦手だったのですが、課題解決への道筋が具体的にわかったことで苦手意識が少し改善されました。

インターンシップでの編集業務だけではなく、学業や就活に活かせる上記の方法を日頃から実践していきたいです。

モノづくりを拡張するには?

後半はGIGの小林新さんが登壇。今回は、「モノづくりを拡張する」をテーマにお話いただきました。

小林 新(こばやし あらた):1985年生まれ、武蔵野美術大学映像学科卒業。Webデザイン会社数社にてさまざまなデジタル領域のブランディングデザインに携わり、2017年アートディレクターとしてGIGにジョイン。創業間もないスタートアップの制作部立ち上げに奔走し、現在は事業部全体のマネジメントを行いつつ、日々アートディレクション、デザイン作業でも立ち回っている。

 後半テーマで当日使用したスライドはこちらから。

WHYを持つことで仕事が変わる

小林さん:「GIGがまだ組織として小さかった頃は、GIGである理由があまり明確ではありませんでした。言うなれば、業務のすべてが『GIGが(who)、顧客の定義したものを(what)、デジタル領域で(where)、納期までに(when)、GIGの技術で(how)、作る』のみで構成されていたんです」

小林さん:「ところが、WHY、つまり『なぜGIGなのか』を考えるようになると『どんなユーザーに? 私たちが作る価値は何か? どのような形で届けるのか?』と全体のフローが変わります」

クライアントワークを主に行なっていると、つい「自分たちが作る価値は何か」の根本的な問いに立ち返らなくなってしまうように感じます。ただ言われたとおりに物事をこなすだけではなく、能動的に動くための「WHY」の重要性を感じました。

WHYがプロセスを変える



小林さん:「どんなタスク、プロジェクト、職種でもWHYを持つことが重要です。例えば。小さい会社で問題を解決するためには、新しい人を採用しなければならなかったり、制作できるものが限られるためです」

小林さん:「初期に考えた解決策がWebを作ることだったとしても、課題を具体的に紐解くと、実はリアルなイベントを開催したほうが良いかもしれない。それ以外にも、解決策が見つかるかもしれない。WHYを持つことで、仕事への向き合い方すら変わってくるのです」

なんとなく言われたことをこなすのではなく、日々WHYを持って課題に真摯に向き合いたいと、身が引き締まる想いで話を聞くことができました。

もしかしたら、日頃当たり前のようにこなしているルーチン化した仕事でも、WHYを突き詰めることで、やりがいを感じる仕事にできるのかもしれません。

デザイン戦略のご相談は株式会社GIGへ


今まで「デザイン=見た目」と思っていましたが、一言でデザインと言っても事業の施策を問い直したり、課題の本質まで突き詰めたりすることができる、いわば可能性に満ちたものであると気づかされました。

しかし課題を深掘りしようと思っても、何から手をつければいいかわからず迷走してしまいそうですよね。そんなとき課題に対し「WHY」を問うことで流れが大きく変わると思います。

デザイン分野に限らず、日常生活にも活きるWHYの変換術を、今後も活用していきたいです!

一方で、デザイン業界における自分の知見の無さから、勉強不足を痛感する勉強会でもありました。分野を問わず勉強会を通してさまざまなことをこれから学んでいきたいです。

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