なぜ中国にはユニコーン企業が多いのか? 有名IT企業も3つ紹介|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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なぜ中国にはユニコーン企業が多いのか? 有名IT企業も3つ紹介
2018-09-01 勉強会
こんにちは!インターンのキシリトールです。まだまだ暑い日が続いていますが、GIGブログ読者のみなさまはいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は第19回社内勉強会として行われたLT(ライトニングトーク)の様子をご紹介します!
今回登壇してくれたのは、GIG取締役の賀川彰太さん。
具体的なIT企業をあげて、中国のスケールの大きさについて詳しく説明してくれました。
賀川 彰太(かがわ しょうた):GIG取締役。2006年から東京オフィス株式会社(現:47株式会社)にて不動産仲介サイトや、一軒家に特化した物件紹介サイトの開発を行う。 2008年に上場前のグリー株式会社に入社。入社後はSAP事業や中国ゲームスタジオの立ち上げに参画し、北京に駐在。 帰国後、株式会社ハイスピリットを創業し、不動産事業、システム開発をおこなう。2017年4月株式会社GIG創業。賀川さんのインタビューはこちら。
当日使用したスライドは以下からご覧いただけます。
中国の有名IT企業3選
1. 阿里巴巴(Alibaba)
まず、例としてあげられた企業は、阿里巴巴(Alibaba)。中国国内で最大のECサイトである淘宝網(Taobao)の運営で知られています。
賀川:
中国では11月11日を”独身の日”と定め、ネット通販の買い物の祭典としているのですが、淘宝網(Taobao)はその日だけで約2兆8594億円の売り上げを生み出しました。
2016年度の楽天の国内EC流通総額は年間3兆95億円(参照)なので、比較してみると売り上げ規模のスケールの大きさに驚かされます。
また、支付宝(Aliapay)のおかげで中国では財布いらずとなっているそうです。
賀川:
とにかくなんでも支払うことのできる支付宝(Aliapay)というサービスもあります。支付宝(Aliapay)は、自動販売機、屋台、携帯の充電、動物園のチケット、お寺のお守りなどまで支払い可能です。これがあれば現金はほとんどいらないですね。
2. 小米科技(Xiaomi)
小米科技(Xiaomi)は、スマートフォンメーカーとして創業した総合家電メーカーです。
賀川:
小米科技(Xiaomi)はスマートフォンの売り上げを使って、パソコンやスマート家電をはじめとしたさまざまなIT端末を作っています。小米科技(Xiaomi)のスマートフォンは、2014年に6,112万台も出荷されています。2014年、日本でのスマートフォン全体の出荷台数は3,828万台だったので、そのスケールの大きさがよくわかりますね。
3. 摩拜单车(mobike)
摩拜单车(mobike)は、世界初にして世界最大の自転車のシェアリングサービス事業者です。
賀川:
mobikeは、世界200都市で事業を展開し、800万台の自転車をシェアしています。mobikeの通年の売上は20億円ですが、年間コストは74億円です。しかし、mobikeは今後の成長が期待されているため、騰訊(Tencent)などから多額の投資を受けています。
中国にユニコーン企業が多い理由
ユニコーン企業とは、企業価値が10億ドル(日本円で1060億円以上)の非上場企業のことです。
賀川:
日本には1社もないユニコーン企業が、中国には62社もあります。その理由として、BATからの出資があります。BATからの莫大な出資が、中国のユニコーン企業の発展に貢献しています。
日本では、2018年8月に株式会社おかんがおこなった7億円の資金調達が話題となりました(参照)。
しかし中国では、100億円を超える出資がBATをはじめとした企業によって頻繁におこなわれていると賀川さんはいいます。
賀川:
投資のスケールも大きいのが中国の特徴です。中国では、上場することなく莫大な資金調達が可能なので、急速なスピードでベンチャー企業が成長し続けています。
勉強会後はオードブルで乾杯!
勉強会が終わると、みなさんお待ちかねの立食会です! 各々お好きなお酒やソフトドリンクを持ち、乾杯です!
お酒を片手に職種関係なく、意見交換のできる貴重な場となりました!
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