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【トランジション採用の実態調査】フリーランス経験者の正社員採用、半数以上の企業で実績あり
2025-09-18 ニュース

こんにちは、株式会社GIG広報です。
この度GIGが運営する、フリーランスと企業を結ぶマッチングサービス『Workship』は、人事・採用担当者122名を対象に「トランジション採用」に関する調査を実施しました。
働き方の多様化や人材不足が続く中、フリーランスや業務委託で関わった人材を正社員として採用する「トランジション採用」が注目を集めています。今回の調査から、中途採用を行う企業の半数以上(54.7%)がすでにこの採用方法で実績を上げており、その理由として「即戦力性」や「専門スキル」を高く評価していることが明らかになりました。
調査概要
- 調査名:トランジション採用調査(Workship / GIG)
- 調査期間:2025年7月
- 調査対象:人事・採用経験のある方122名
- 調査方法:オンラインアンケート調査
- 有効回答数:122名
調査結果
1.半数以上の企業がフリーランスを「正社員」として採用した経験あり
中途採用を実施する企業の54.7%が、すでにフリーランス・業務委託経験者を正社員として採用した実績がありました。さらに、73.6%の企業がトランジション採用に積極的であると回答しており、今後の広がりが見込まれます。したがってトランジション採用は、単なる「一部の事例」ではなく、すでに採用市場に根付いた動きであることがわかります。
2.8割以上の人事担当者がフリーランス経験をプラスまたは同等に評価
人事担当者の41.5%がフリーランス経験をプラス評価しており、他の候補者と同じ基準で見るとした割合も含めると83%に達しました。一方で、17%はマイナス評価または採用しないと回答しました。このことからは、経験の多様性は歓迎されつつあるものの、一部には依然として慎重な見方が残っている傾向が読み取れます。
3.採用企業の6割が「即戦力性」をメリットと実感
トランジション採用のメリットとして、最も多くの企業が「即戦力性」(60.3%)と回答しました。次いで「専門スキル」(58.6%)、「自己管理能力」(32.8%)が続き、企業がフリーランスに求める価値が明らかになりました。
これらの結果から、企業はフリーランス経験者が持つ即戦力としてのスキルや、自律的に仕事を進める能力を高く評価していることがわかります。さらに、「新しい視点・アイデア」や「課題解決力」といった、組織の活性化に貢献する能力もメリットとして挙げられており、フリーランス人材が多角的に評価されていることが示されました。
4.管理職として活躍する事例も多数、58.6%が登用実績あり
フリーランス経験者を採用した企業の58.6%が、課長級以上のマネジメント職に登用していると回答しました。このことからは、トランジション採用によって入社した人材が、専門スキルにとどまらず、組織を率いる役割でも活躍していることが明らかになりました。
5.年収は「独立時代と同等または上昇」が大多数
「独立時代とほぼ同等」(43.1%)、「独立時代より上げた」(32.8%)が多数派であり、「独立時代より下げた」と回答した企業はわずか1.7%でした。フリーランスの経験やスキルは、正社員登用後も正当に評価される傾向が強いといえます。
まとめ
今回の調査から、トランジション採用はすでに企業の半数以上で実績があり、懸念よりもメリットが大きいことが示されました。人材不足が続くなか、フリーランス経験者を正社員として受け入れることは、企業にとって新たな人材獲得の手段であり、個人にとってもキャリア形成の選択肢となる可能性があります。
本調査結果のデータやグラフの詳細は、下記よりPDFをダウンロードしてご覧いただけます。
https://enterprise.goworkship.com/material/52
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GIG BLOG編集部
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