Huuuuの編集駆け込み寺〜今後令和を生き抜くために〜【TTT.24】|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

Huuuuの編集駆け込み寺〜今後令和を生き抜くために〜【TTT.24】

2020-08-19 ニュース

こんにちは!広報の尾崎です。

今回は、未来を創る最新技術トレンドをテーマにしたトークイベント「Tech Trend Talk(以下、TTT) vol.24」の様子をご紹介します。

第24回のTTTでは、ローカルとインターネットに強いライター・編集者中心のギルド的チーム、 Huuuu.incの代表取締役・徳谷柿次郎さんと編集者/ライター・友光だんごさんをお招きし、ウェビナーを開催しました。

モデレーターは、日本最大級のフリーランス向けウェブメディア『Workship MAGAZINE』編集長である株式会社GIG内田一良さんが務め、「令和を生き抜くため、どのように仕事を作っていくのか」をテーマに、フリートーク形式でお話いただきました。

Huuuu inc 代表取締役・徳谷柿次郎(とくたに かきじろう)

1982年生まれ。大阪府出身。東京と長野の二拠点生活中。全国47都道府県のローカル領域を編集しているギルドチーム「Huuuu inc.」の代表取締役。どこでも地元メディア「ジモコロ」の編集長、海の豊かさを守ろう「Gyoppy!」の監修、TBS系列のニュース番組「Dooo」の司会、長野市善光寺近くでお店「やってこ!シンカイ」のオーナー、雑誌「ソトコト」でも毎月コラムを連載しています。趣味は「ヒップホップ」と「民俗学」です。

Huuuu inc 友光だんご(ともみつ だんご)

1989年、岡山県生まれ。大学進学とともに上京し、2012年に出版社へ入社。女性ライフスタイル誌・車中泊専門誌の編集に携わったのち、2017年2月に退社。その後、株式会社Huuuuへ所属し、編集者・ライターとして「ジモコロ」などのウェブ媒体を中心に活動しています。インタビューと犬とビールが好き。


Huuuuの生存戦略の姿勢

Huuuuさんは、案件獲得のために以下のような施策を行なっています。

  1. 取引先と仲良くなる
    ▶︎より深いインタビュー記事を作るために、事前に信頼関係を築いてから取材する

  2. 「いいチーム」がいいメディアを作る
    ▶︎クライアントとチームにメディアの姿勢を正しく共有し、同じ目標を持つ

  3. 自分の好奇心を満たす取材をする
    ▶︎興味がある分野の専門性を高め、信頼関係を構築して「自分に仕事を寄せる」流れを作る

徳谷さん:「自分だけが知っている情報や自分の価値観を持たないまま年齢を重ねると、人の関心を引くような記事が作れなくなります。流行を追いかけるだけでなく、流行り廃りのない分野や領域を取材し専門性を高めることが重要です。

ライターや編集に専門性があると、『この人は良いものを作ってくれる』という信頼のもと、案件を獲得できます。」


重要なのは「時代に左右されない知恵」

ウェビナー終盤では、Huuuuさんがコンテンツ作りで重視している考えを教えてくれました。

友光さん:「Huuuuの根っこにあるのは、時代に左右されない知恵ですね。Huuuuの制作する記事は、ポップな内容で読者を惹きこみ、最後に大事な知恵を伝えます。最終的に「わかりにくいけど大事なこと」を伝えるため、最初の窓口をわかりやすくして多くのユーザーに読んでもらう、意識です。」

徳谷さん:「既知の情報ばかりを取り上げていると、専門性はなかなか育ちにくいですよね。仕事を引き寄せるためには、わからないことに日々立ち向かって、好奇心の根っこを育てていかないといけない。好奇心の根っこを太くして専門性を高めていくことが、編集者・ライターとして生き残るために、今後重要になってくると思います。」

初めは概念的でわからないと言っていたモデレーターの内田さんでしたが、お話を聞くうちに「取材やコンテンツを仕事単体ではなく人生として広く見ることの大事さを、改めて感じた」と話してくれました。


Q&A

最後に、ご参加いただいた方達から質問を集め、徳谷さんと友光さんにご回答いただきました。

本ブログではその一部を紹介します!

Q:「Webコンテンツを作っても刹那的に消費されていく感覚があり、Webコンテンツを作り続けていることに疲れてしまいました。Huuuuで、Webコンテンツの扱いで工夫されていることはありますか?」

友光さん:「僕はもともと雑誌の編集者だったので、そのお気持ちはよくわかります。雑誌だと1ヶ月ごとに作ったものが手元に残るので、達成感を感じやすいんですよね。一方Web記事は毎日、毎週出し続けなければならないので、どうしても走り続ける辛さはあります。

現在Huuuuでは、地方ごとにWeb記事を再編集したフリーペーパーを作っています。地方だと特にWebメディアは読まれにくいので、フリーペーパーを置いて名刺がわりにすることで、認知度を上げようと考えました。また定期的にWebメディアを紙媒体に落とし込むことで、達成感を感じたりモチベーションが上がりやすいと思います。」


Q:「幅広いコンテンツを生み出すために工夫していることや、役立っていることはありますか?」

徳谷さん:「いろんな地域でいろんな世代の人と出会い、話していますが、コンテンツの捉え方の違いはあまり感じません。地方に行くと、10代や20代で農業に携わっていたり、すでに自営している方など幅広い層の方とフラットに出会えるんですよね。いろんな方と出会い話を聞くことで、視野も広がります。」

他にも、コロナウイルスの影響を受けての今後の動きや、今注目しているメディアなどざっくばらんにたくさんの質問にご回答いただき、和気藹々としたウェビナーとなりました!

GIGは定期的に社外のスペシャリストをお招きして、勉強会を開催しています。イベントの詳しい情報は、GIGのconnpassページで発信中。気になる回があれば、お気軽にご参加ください! GIG社員一同お待ちしております。



尾崎 莉緒

株式会社GIGの人事/広報。 2017年GIG入社。 営業→キャリアアドバイザー→2019年12月から人事になりました。 外飲みが好き。