人前に立つのが苦手な私が「まったく伝わらない発表」から審査員特別賞を獲るまでにやった、2週間の準備|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

人前に立つのが苦手な私が「まったく伝わらない発表」から審査員特別賞を獲るまでにやった、2週間の準備

2026-07-24 制作・開発

人前に立つのが苦手な私が「まったく伝わらない発表」から審査員特別賞を獲るまでにやった、2週間の準備

発表の場で、「うまく伝えられるか不安」と感じたことはないでしょうか。

資料は作れても、いざ本番を前にすると、「この説明で伝わるだろうか」「質問に答えられるだろうか」と自信がもてない。この記事は、そんな状態からわずか2週間で立て直した、人前に立つのが苦手な筆者の体験談です。

発表の舞台となったのは、一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が主催する「Senior Web Analytics Consultant Award 2026」。予選を勝ち抜いた上級ウェブ解析士が実践事例を発表し、グランプリを競うコンテストです。

周りの力を借りながら取り組んだ準備のプロセスと、「伝わる発表」をつくるために意識したことをお伝えします。

石川 翔貴(いしかわ しょうき):立命館大学政策科学部卒。学生時代より学生起業家へのインタビューや就職活動に関するメディアを運営。株式会社GIG入社後は上級ウェブ解析士の資格を取得し、自社メディア「コンマルク」の編集長業務、SEO記事制作、アクセス解析、Webマーケティングに関するレクチャーまで幅広く担当。

発表2週間前の状態

コンテスト本番まで残り2週間というタイミングで、主催団体の方にプレ発表のフィードバックをいただける機会がありました。せっかくの機会だからと頼ってみたところ、資料も発表内容も改善点だらけだということが発覚しました。

具体的にいただいたフィードバックは、以下のようなものです。

・資料が文字ばかりでメリハリがない
・プレゼンテーションに抑揚がない
・読み間違えや言いにくい箇所で途切れてしまい、内容が頭に入ってきにくい

細かい点まで丁寧にフィードバックをいただき、改善すべき点の多さに正直驚きました。さらに他の登壇者の発表を拝見すると、スラスラとわかりやすく説明されており、「このままではまずい」と強く感じました。

このままではまずいと思い周りを頼った

私はそれまで人前で発表した経験がほとんどなく、自分だけでは「伝わる発表」にならないと判断しました。そこで、社内の先輩方に登壇することを打ち明けたところ、皆さん快く協力してくださいました。

「発表まで2週間だから、月・水・金で練習しよう」「時間を作って発表を聞くよ」と声をかけていただき、お忙しいなかにもかかわらず、終業後に2時間ほどの練習に何度も付き合っていただきました。

この先輩たちとの練習が、2週間の取り組みの中心となっていきました。

発表2週間前から前日まで取り組んだこと

発表2週間前から前日までに取り組んだことは、以下6つです。

・発表の目標を定める
・他の登壇者の資料を分析
・見やすい・伝わりやすい資料に修正
・詰まった箇所は資料に記載する
・先輩社員に発表を聞いてもらう
・フィードバックを受けた箇所を中心にお風呂で練習

発表の目標を定める

まず最初に取り組んだのは、発表の目標を定めることでした。

「グランプリを獲る」という自分ではコントロールできない目標ではなく、自分でコントロールできることを目標にしようと考えました。そこで設定したのが、「発表を聞いて、月曜日から動いてもらう」というゴールです。

目標が明確になったことで、「いい発表=会場にいる方が明日から動ける発表」という基準が定まりました。その基準に沿って、資料の修正や発表内容の見直しを進めていきました。

他の登壇者の資料を分析

他の登壇者の方の資料や発表内容にも、一通り目を通しました。他の登壇者の方は自分より経験豊富な方ばかりで、データを活用した詳細な発表資料を作成されていました。

しかし「発表を聞いてすぐに実践できるか」「会場にいる多くの人に刺さるか」という観点では、自分の発表内容も、彼らとは異なる価値があるはずだと思いました。そうであれば、その強みをさらに尖らせていくことが自分の勝ち筋だと判断し、そこに注力することにしました。

見やすい・伝わりやすい資料に修正

▲本番に向けて準備した、実際のプレゼンテーション資料の一部

上長に資料を見せたところ、「会場は広いから、遠くからでも見やすい資料にした方がいい」というアドバイスをいただきました。そこで、1スライド1メッセージを意識し、フォントサイズをとにかく大きくすることを徹底しました。

また、スライド構成もテンプレートのままではなく、「より伝わる」という観点で以下のように見直しました。

【Before】
1.事例の概要
2.当時のビジネス課題
3.仮説・考えたこと
4.データをもとにした判断・アクション
5.得られた成果
6.振り返り・学び

【After】
1.事例の概要
2.サイト改修前の状況
3.課題(1) お問い合わせが増えない
4.課題(2) 資料DL数が増えない
5.課題(3) 商談化率をさらに高めたい
6.振り返り・学び

課題、改善施策、成果をバラバラに伝えるのではなく、課題ごとにまとめて伝えることで伝わりやすい発表になりました。

詰まった箇所は資料に記載する

発表練習を重ねるなかで、言葉に詰まった箇所や言いにくい箇所はすべて資料に書き込むようにしました。これは、登壇経験豊富な先輩から「当日は緊張するから、話す内容はすべて資料に入れておいた方がいい」とアドバイスをいただき、実践したことです。

資料に発言内容を書き込んでおいたことで、本番で緊張して頭が真っ白になっても、「何を話せばいいかわからない」という事態を防ぐことができました。

先輩社員に発表を聞いてもらう

2週間で先輩と5回発表練習をしました。

1回目の練習までにはプレ発表のフィードバックをもとに、資料と発表内容を自分なりに見直したうえで臨み、先輩との練習では細部を詰めるというサイクルで進めました。

マーケティング専門外の方にも発表を聞いてもらい、「月曜日から動けるか」という観点で発表の精度を上げていきました。また、発表で詰まった箇所は「先輩ならどう話すか」を教えてもらいながら、表現や言い回しを改善していきました。

フィードバックを受けた箇所を中心にお風呂で練習

練習期間は2週間と限られていたため、先輩からフィードバックをもらった箇所を中心に、資料を見なくても話せるようにするための練習も行いました。その場として活用したのがお風呂です。

じつはこの方法も、発表が上手い社内の先輩が実践していると聞いて真似たものです。お風呂の中で資料なしに繰り返し練習した結果、本番でも手元の資料に頼らず、聴衆の方を見ながら堂々と話すことができました。

練習した結果、審査員特別賞を受賞

2週間の準備を経て、本番では会場票と審査員票の両方を獲得し、審査員特別賞を受賞することができました。会場票では2位となる10票をいただき、会場の皆さんにも発表の内容が届いていたことを実感しました。

「月曜日からやってみます」という嬉しい言葉もいただけた

コンテスト終了後には、会場の方から「月曜日からやってみます」「熱量があって伝わりやすかった」というお言葉をいただきました。

発表前に掲げた目標「自分の発表を聞いて、動いてもらう」は達成できたと感じています。人前に立つことが苦手な私でも、目標を定めて周りを頼り、地道に練習を積み重ねることで、伝わる発表ができるようになりました。

まとめ    

発表2週間前、正直「このままでは場違いだ」と思っていました。原因はシンプルで、テンプレート通り資料を作ってしまい、「誰にどう伝えるか」を後回しにしていたからです。

その気づきから、発表の目標を定め、他の登壇者の資料を分析し、先輩社員と練習を重ねながら、発表内容を磨いていきました。その結果、Senior Web Analytics Consultant Award 2026で審査員特別賞をいただくことができ、「月曜日からやってみます」という言葉まで聞けたことは、これまでで一番うれしい経験のひとつです。

振り返ると、この2週間で成長できたのは自分の努力だけが理由ではありません。終業後2時間も発表練習に付き合ってくれたり、的確なフィードバックをくれたりと、業務外の活動でも本気で応援してくれる先輩がいたことが、何より大きかったと思っています。

GIGには、挑戦を後押ししてくれる環境があります。「人前で話すのが苦手」「提案の場でうまく伝えられない」そんな悩みを持ちながらも、一歩踏み出したいと思っている方は、ぜひ一度話を聞きに来てください。




株式会社GIGは、コーポレートサイト・採用サイト・ステークホルダー向けサイトのリニューアルや、企業理解を踏まえた情報設計、サイトリリース後の運用伴走支援がそろったデジタルコミュニケーション企業です。

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石川 翔貴

立命館大学政策科学部卒。学生時代より学生起業家へのインタビューや就職活動に関するメディアを運営。株式会社GIG入社後は上級ウェブ解析士の資格を取得し、自社メディア「コンマルク」の編集長業務、SEO記事制作、アクセス解析、Webマーケティングに関するレクチャーまで幅広く担当。