MASH UP#3 Twitter、Wantedlyで「強い採用広報」を目指す!|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG

MASH UP#3 Twitter、Wantedlyで「強い採用広報」を目指す!

2021-06-16 勉強会

新型コロナウイルスの感染拡大により、オンライン面接の導入など、採用活動のオンライン化は急速に進んでいます。

そんな背景から注目されているのが、TwitterやWantedlyを利用した採用広報。各社がTwitterやWantedlyの運用に乗り出すなか、より多くの人にツイートを見てもらうために心がけていることや、Wantedlyで上位ランクインするためにやっていることはあるのでしょうか。

今回のウェビナーでは、株式会社3Backs 経営企画部ITs課 広報マーケグループの永友さんをお招きし、Twitter、Wantedlyを利用した採用広報について話し合いました。

永友 貴子(ながとも きこ):株式会社3Backs 経営企画部 ITs課 広報マーケG。熊本の大学を卒業後、新卒で大手英会話学校にカウンセラーとして1年半在籍、営業や広報に携わる。2019年Wantedlyを通じて3Backsに出会い、学歴社会に一石を投じるサービスに大きな共感を覚え、同年10月広報としてジョイン。広報PR・採用広報としてSNS運用(Twitter/Instagram)を運用するほか、Wantedlyの運用にも携わり、月700エントリー/トレンドランキング1位を獲得するなど採用やブランディングにも貢献している。


尾崎 莉緒(おざき りお):株式会社GIG経営推進(人事広報)部リーダー。2017年9月、創業期のGIGにアカウントプランナーとして入社。Workshipのセールスチームの立ち上げに従事。その後、キャリアアドバイザーとしてフリーランスとの面談を担当。2019年12月から人事/広報にキャリアチェンジ。2020年12月にWantedlyトレンドランキング1位やWantedly Best Teams 2020 総合賞 BEST100を受賞。また、GPTWジャパンが主催する働きがいのある会社ランキングでベストカンパニーを2年連続で受賞するなどの採用広報に貢献。現在は人事・採用広報戦略の立案から実行まで一気通貫で行っている。


Twitterを利用した採用広報について

Q:Twitterを使用した採用広報を始めたきっかけ、運用方法について教えてください。

永友:「Twitterを本格的に運用し始めたのは2019年のことです。もともと会社のアカウントはあったのですが、運用を全くしていない状況でした。今SNSを味方につけておくと強いな、と考え、現在は私を含め11人でTwitterを運用しています。社内のコミュニケーションツールであるSlackの専用チャンネルで、ツイートしてほしい内容や気になった記事、トレンドなどの共有を行っています」

尾崎:「私がフォローしている多くのスタートアップ・ベンチャー企業の人事の方は、自社に興味をもってもらえるような発信をたくさんしているんです。人事としてこうあるべきだ、自分のアカウントもこうしていこうと思ったのをきっかけに、個人のアカウントを採用広報として使用するようになりました。弊社のちょっとした雑談などをツイートするなど、宣伝っぽくならないように注意していますね」

Q:フォロワー数を増やすコツはありますか?

永友:「フォローしてくださる方々は企業や社員に対する『ファン』と考えています。なので、無理に『数』を増やそうとせず、ちゃんとファンになってもらうことが大切かなと。そのためには何が必要かと考えたとき、コミュニケーションが重要なのではないかと思い、こちらが発信するだけではなく、リプライで会話のキャッチボールをしたり、『いいね』をしてみたりしています」

尾崎:「私も同じく、Twitterはファンづくりのツールのひとつだと思っています。ただ、どういう人をターゲットにしているのか、どういう人に情報を届けたいかを明確にし、ターゲット像を作りながら情報発信することを意識しています」

Q:どんな内容をツイートしていますか?

永友:「会社のことを7割、時事を2割、プライベート1割を意識しています。Twitterの担当者にはそれぞれ、会社のリリースや情報に常にアンテナを張っておくように伝えていますね。時事問題については、Twitterのトレンドや流れてくる記事をキャッチアップし、面白いものがあればシェアする……といった形をとっています。」

尾崎:「会社のことを4割、人事系の発信を4割、プライベートを2割といった感じです。私は個人のアカウントを利用しているので、比較的プライベートが多めですね。面接・ブログ・プレスリリースは積極的に発信していきたいと思っているのと、かつての私がそうであったように、人事になりたいと思っている人の参考に少しでもなればいいなと考えています」


Wantedlyを利用した採用広報について

Q:Wantedlyを使用した採用広報について教えてください。

尾崎:「Wantedlyはコンテンツを貯めれば貯めるほど、ランキング上位に食い込める採用媒体です。毎週求人をアップしたり、社員インタビューやブログを毎月3記事ほどアップし、露出を増やすようにしています」

永友:「同じくWantedlyは貯蓄型採用媒体だと考えているので、コンテンツを貯蓄すればするほどよいという考えはGIGと同じです。求人は週に2~3回、ストーリーは月3~4本アップし、プロフィールも定期的にリライトしています」

Q:Wantedlyのコンテンツを高頻度で更新する秘訣はありますか?

永友:「更新する内容は、ブログのような短文でも、社内での会話のような些細な事でもいいと思っています。たとえば『広報が読んでほしい記事BEST3』、『会社へのアクセス方法』、『会社にコーヒーマシンを導入しました!』といったように。どんな内容でも、継続して発信し続けることが大切なのかなと思っています」

尾崎:「弊社はコンテンツをメンバーインタビューと事例紹介に絞っています。弊社の採用広報コンテンツとしてオウンドメディアの『GIGブログ』があるのですが、そのコンテンツをWantedlyに転載しています。オウンドメディアのコンテンツを増やしつつ、Wantedlyにもコンテンツを貯蓄していく……といった流れです」

Q:採用媒体は他にもありますが、Wantedlyが自社に合っていると思う部分はどこですか?

尾崎:「自社で採用メディアを新たに作らなくても、コンテンツを貯めることで多くの人に見てもらえるメリットがありますね。また、GIGは社員の平均年齢が低いため、若手ユーザーが多いWantedlyとの相性がいいと思っています」

永友:「Wantedlyには、給与条件を書く欄が存在しません。だからこそ、社風や企業理念などに共感してくれるユーザーが応募をしてくれますね。実際、Wantedly経由は定着率がよく、弊社のビジョンとマッチしてくれているんだなと実感しています」


まとめ

対談の後にはウェビナー参加者からの質疑応答があり、TwitterやWantedlyを使用した採用広報をより充実したものにするためのノウハウが共有されていました。

「採用をやっています」とただ発信するだけではなく、ターゲット像や目的を意識しながら発信することでより効果的な採用広報ができるとわかりました。また、広報手段の一つとしてのTwitterやWantedlyの活用方法について学べる、充実したひとときになりました。


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山口 真央(やまお)

1995年生まれのフリーランス編集/ライター。GIGの広報をお手伝いしています。 お酒と野球と深夜ラジオとドライブと…と好きなことがありすぎて、結局お酒にもどってくるを繰り返し中。