開発系プロジェクトのディレクションのコツは?ディレクターが解説|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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開発系プロジェクトのディレクションのコツは?ディレクターが解説
2022-03-10 勉強会
こんにちは! 広報インターンのmozukuです。
GIGでは毎月さまざまなテーマで勉強会を開催しており、現在はコロナウイルス感染拡大防止のためオンラインにて実施しています。
今回は、DX事業本部ディレクターの山口さんから「プロジェクトマネジメント」をテーマにお話ししていただきました。
以下で、詳しい内容をご紹介します。
■登壇者プロフィール
山口 春香(やまぐち はるか)
株式会社GIG DX事業本部 ディレクションUnit2所属。筑波大学を卒業後、新卒で入社した会社で会計系システムの要件定義やテストを経験。その後、2020年2月にGIGにジョイン。中〜大規模のWebサービス開発のディレクションや要件定義などを担当している。
開発系プロジェクトとは?
- 既存の業務の効率化や最適化
いままで紙でやってきたことを、Web上でやっていきましょうなど - 新たな業務の仕組みづくり
新しく求人を作って、給与や勤怠の管理をしたいといった目的やサービス構築など
山口:
開発系プロジェクトの特徴としては、やりとりする金額が大きいということです。初期開発は大体1,000万円ほど。プロジェクト期間が長めで、最短でも半年ぐらいかけてやることが多いです。バックエンドやインフラエンジニアの方が活躍されています。
今回はほかの受託案件にもいかせそうな開発系プロジェクトの2つのノウハウをシェアしようと思います。
- 「やることと」と「やらないこと」を決めてテキストに残す
- セキュリティを学ぶ
コツ1. 「やることと」と「やらないこと」を決めてテキストに残す
山口:
このような悩みは、ディレクターの永遠の悩みとして、解消したいと願っている方も多いと思います。コミュニケーションによるトラブルを減らすために、私は次のような進め方をしています。
まずは要求定義書に、次の点を書きます。
- ワークフロー:その機能を使用して誰が何をするかをまとめたもの
- この機能を使うことでできること・発生する挙動:このボタンを押したら、ここにリンクするなど
- 入力項目や入力規制(フォームがあるなら):お問い合わせフォームなら、氏名・お問い合わせ内容など
次に「やらないこと」、つまりスコープ外機能を挙げます。
- 作らない機能/やらないことを決める
ログイン機能は作るけど、SNS投稿機能は対象外にするなど - お客さん側がやることを書いておく
最低賃金のバリデーションは設定するけど、規約の変更はお客さんに任せる
など
要件が後々明らかになると、見積もり想定からはずれてしまうリスクもあります。なので、プロジェクトのはじめに「やること」と「やらないこと」をクライアントと共有して、書類に残しておくと安全です。
コツ2. セキュリティについて学ぶ
山口:IPA「安全なウェブサイトの作り方」を読んで、説明できるようになりましょう。ディレクターの経験では理解が難しい点もあるので、エンジニアに質問してみたり、相互で教え合ったりするといいかもしれません。
そもそもセキュリティはなぜ大事かというとお話を。平成22年にある企業で顧客の個人情報の流出がありました。基本的な脆弱の対策がなされていなかったことが指摘され、システムを開発した企業は約2,000万の損害賠償を支払いました。
セキュリティに関しては、エンジニアだけでなく、ディレクターも認識して対策する必要があります。セキュリティや、システム開発の専門業者だから「あたりまえにやってくれているだろう」が前提になっているので、知らなかったは通用しません。
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mozuku
GIGの広報インターン。GIGblogのほか、Workshipで編集/リライト/SEO記事を担当しています。趣味は海外旅行と読書。家でパクチーを育てています。