メディア運営者からWebライターに求める、たった2つのこと【Books&Apps取締役 伝授】|東京のWEB制作会社・ホームページ制作会社|株式会社GIG
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メディア運営者からWebライターに求める、たった2つのこと【Books&Apps取締役 伝授】
2020-07-16 勉強会
こんにちは! 株式会社GIGの尾崎です。
今回は、未来を創る最新技術トレンドをテーマにしたトークイベント「Tech Trend Talk vol.23」の様子をご紹介します。
第23回のTTTでは、人気Webメディア『Books&Apps』を運営するティネクト株式会社の取締役・楢原一雅(ならはら かずお)さんに、「メディア運営者からライターに求めるたった2つのこと」というテーマでご登壇いただきました。
楢原 一雅(ならはら かずお):1975年福岡県生まれ。広告デザイン事務所で3年間働いた後、東進ハイスクールへ転職。約10年間勤務。ティネクトを安達と立ちあげ、『Books&Apps』では、主にマーケティング・営業担当。起業と同時にAirbnbをはじめてみたところ、その経済合理性とあまりの楽しさにハマってしまい、それをネタにブログを書き続けていたら、界隈で有名になってしまった。
オウンドメディアの役割とは
楢原さんにはまず、オウンドメディアの役割についてお話いただきました。
楢原さん:「マスメディアは多くの人にリーチしやすいですが、インターネットから情報を拾っている層もいます。また顕在層には成果報酬型広告が有効ですが、それ以外の潜在そうにアプローチするにはオウンドメディアが有効です」
コンテンツによって潜在層を集め、必要性と購入欲求を高めて読者を顕在層にすることが、オウンドメディアの役割だと楢原さんは教えてくれました。
ライターの役割とは
楢原さん:「オウンドメディアにおけるライターの役割は、多くのユーザーを集めることです。読者が興味を持つ話題や、意外性のある話題、賛否両論のある話題などを扱うことで、多くの人に読まれる記事を生み出すことができます。」
Web上でユーザーを集める記事は、以下の3つだと楢原さんは語ります。
検索ニーズの高い記事
▶検索ボリュームが多い。専門性が高い。トレンドに沿った記事など。- SNSで拡散しやすい記事
▶サイト流入数を飛躍的に増加させる、いわゆるバズ記事。 希少性の高い記事
▶リピーターを生み出すような、ここでしか読めない記事
多くのユーザーに読まれるための「バズ記事を生み出すポイント」も、今回の勉強会でお話しいただきました。
オウンドメディアがWebライターに求める2つのこと
Webライターに求められるものは、以下の2つだと楢原さんは教えてくれました。
拡散力
▶Twitterのフォロワー数が多いライターには拡散力があるため、多くの人にリーチできる = 読者を連れてくる力があるオリジナリティの高い経験
▶伝聞で書くより、当事者が実体験を書いた記事の方が、オリジナリティが高く面白い
Books&Appsでは、Twitterのフォロワー数に応じて原稿料を決めているとのこと。ライターは拡散力がいかに大事かを実感しました。
またオリジナリティの高い経験を記事にすることでオウンドメディア編集者の目に止まり、案件が獲得しやすくなるそうです。
【Books&Apps流】ライターへの仕事依頼 7つの原則
最後に、ティネクト株式会社の運営する『Books&Apps』が、実際にライターへ仕事を依頼する際の7つの原則をお話いただきました。
ライターから出てくる文章は原則、手直ししない
ライターにPVの数値や読者からのコメントを見せる
記名記事とする(拡散力を期待しているため)
ライターに会いに行く
締め切りを設けない
報酬は「文字単価」ではなく「記事単価」(良い記事は短く読みやすい)
ライターはネットやSNSを巡回し、良いと思った人にメディア側から声をかける
今回のウェビナーは、ライターだけでなく、オウンドメディア運営を考えている方や、現在オウンドメディアの運営に悩まれている方にも学びの多い内容でした!
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尾崎 莉緒
株式会社GIGの人事/広報。 2017年GIG入社。 営業→キャリアアドバイザー→2019年12月から人事になりました。 外飲みが好き。