リブランディングとCVR改善の両立。シナラシステムズジャパン、コーポレートサイトリニューアルの裏側|東京のWEB制作会社「株式会社GIG」

リブランディングとCVR改善の両立。シナラシステムズジャパン、コーポレートサイトリニューアルの裏側

リブランディングとCVR改善の両立。シナラシステムズジャパン、コーポレートサイトリニューアルの裏側
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シナラシステムズジャパン株式会社は、位置情報データを活用し企業のマーケティング支援を行うサービスを展開しています。

2018年7月には、ソフトバンクグループと共にオンラインとオフラインを横断する統合マーケティングツール 「REAL AUDIENCE MARKETING SUITE™」を提供を発表。このプレスリリースに合わせる形で、コーポレートサイトリニューアルプロジェクトがスタートしました。

 

GIGは株式会社GOと共同で、2018年7月のホームページリニューアルに際し、デザイン、実装、記事コンテンツの制作を行いました。

今回は、シナラシステムズジャパンの執行役員・松塚展国氏、マーケティング部の向井直輝氏、GIGアートディレクター小林新、ディレクターの三浦彩の4名がニューアルプロジェクトの径路を振り返ります。

 

△ 左から松塚展国氏、向井直輝氏、GIG三浦、GIG小林

 

 

リニューアルの背景。位置情報サービスの圧倒的NO.1を目指す

GIG小林:まず、今回のコーポレートサイトリニューアルの背景から改めて振り返っていただいてもよろしいですか?

 

松塚氏:シナラは米・カリフォルニア州に本社を持つテクノロジーカンパニーです。アメリカ、日本の他にロシアにも拠点を設けています。リニューアル前のコーポレートサイトは、USが創業した当初のWebデザインとほぼ同じデザインだったんです。シナラの位置情報データは通信キャリアからデータ提供を受けてサービスが生まれます。そのため、従来のコーポレートサイトは通信キャリア向けのサイト設計やメッセージになっていたんです。

一方、日本はソリューションを広告主様に使っていただく必要があります。2018年1月にマーケティング領域も私の管轄に加わったため、コーポレートサイトリニューアルのプロジェクトをスタートしました。そこで白羽の矢を立てたのは、私が博報堂時代に同期だった三浦崇宏さんです。彼が設立した株式会社GOにリ・ブランディング伴う全体の設計を、以前からコンテンツ制作で取引のあったGIGさんにはデザインの実装や記事コンテンツの制作を依頼しました。

 

向井氏:GIGさんとお取引がはじまったのは、2017年の夏頃でしたね。インタビュー記事等の制作を依頼してたところに、Webの実装もできるということで、ご発注しました。普段からそういったお取引は多いんですか?

 

GIG三浦:そうですね。普段から携わらせていただいているお仕事も、お取引が少しずつ大きくなるケースは多いです。ちなみに、コンテンツだけ携わっていた弊社に、開発のご発注をするって不安はなかったですか?

 

向井氏:全然なかったです。

 

松塚氏:そもそも僕は岩上さん(GIG代表取締役・岩上貴洋)のLIG時代からファンだったんですよ。コンテンツだけでなく、デザイン実装に掛けてご発注しても全く間違いないと思っていました。

 

GIG三浦:ありがとうございます。

 

向井氏:いえいえ。シナラはこれから市場の圧倒的なリーダーを目指します。また、ソフトバンク株式会社様、日産自動車株式会社様の発表もありましたので、リブランディグを図ったのが今回の背景ですね。サイトのローンチもプレスリリースを配信する2018年7月12日までに行うことを目標としていました。無事に公開できてよかったです。

 

 

 

ビジュアルブランディングと実用性の両立

GIG小林:では、今回のリブランディングを図るにあたって、松塚さんはどのようなサイトにしたいとお考えだったのでしょうか?

 

松塚氏:先程、向井が申したとおりシナラは2018年内に位置情報プラットフォームの業界ナンバーワンを狙っています。ただのNO.1じゃなくて、圧倒的NO.1です。そのために必要なのは、「分かりくい位置情報を分かりやすく伝える」ことがトップランナーの使命であると考えました。また、ソリューションだけでなく、弊社の社員もトップレベルの人材であるということを発信したいと思いました。

ソリューションも人もトップの会社。そんなイメージが伝わるコーポレートサイトを意識しましたね。

 

向井氏:コンテンツの内容に関してもそうですね。2年後の検索状況を踏まえた、記事コンテンツを揃えられるようにご依頼しました。

 

松塚氏:リニューアルに伴い、実用性の部分も意識しました。商談の成立率や成約率など全てを可視化したかったんです。コーポレートサイトを経由したマーケティングがこれからのシナラには必要だと思っていたので、この点も重視しました。

 

GIG三浦:そうですね。松塚さんがおっしゃられた通りブランディングを意識しつつも、コンバージョンも重要だと考えていました。お問い合わせや資料請求。どうすれば最適なコンバージョン導線を作ることができるかについては熟考しました。例えば、フッターに固定のコンバージョン領域を設定したり、ページ毎に中程度のコンバージョンエリアを設けてみたりなど、試行錯誤しながら画面を作りました。

 

GIG小林:今回、全体のビジュアルブランディングはGO様が担当されていましたので、流入したユーザーの回遊率アップを意識しました。記事コンテンツをどれだけ見ていただけるか。ここは資料請求等のコンバージョンにもつながる重要なポイントです。そういったユーザビリティをデザイン面でこだわりましたね。

 

向井氏:ビジュアル面だとトップページのビジュアルや動画の実装にこだわってらっしゃいましたよね?

 

GIG小林:はい。GO様がベースのデザインを担当し、弊社で実装を行った中でも特に力を入れた箇所です。トップページのテキストなどのモーションをCANVASアニメーションで表現したのですが、この点はこだわりました。ただ、表現を重視しすぎるとサイトスピードが落ちるため、バランスを取るために試行錯誤を重ねました

 

向井氏:出来上がりを見た時にすごく感動しました。「どうなるのかな?」と、思っていたんですよ。

 

GIG小林:打ち合わせの段階でエンジニアに確認を取り、すぐ技術検証を行ったんです。実現は問題ないので、パフォーマンスチューニングに熱を入れていました。弊社では、デザインを再現するだけでなく、ユーザ目線のクオリティの高いサイト制作を常に考えています。

 

向井氏:チューニングにも時間を使っていただいていたんですね。初めて知りました。

 

 

提案型のクライアントワーク

GIG三浦:今回、GIGとお仕事をしてみていかがでしたか?

 

向井氏:他の制作会社さんと大きく違うのは、細かい点にもご提案してくださることでした。いわゆる制作会社さんって、こちらが言った通りに作って下さるじゃないですか?でも、GIGさんの場合はコンテンツの話はもちろんですが、提案が非常に多い。現在もサイト改善についてご提案をいただいていますし。そういったお仕事のスタンスだと信頼関係が生まれていきますよね。

また、GIGさんの場合は自社でブログの運用までを行っていて、実体験に基づいた上でアドバイスをいただけるのは大きなポイントだと思います。

 

GIG小林:実際、社内で運用をしていると様々なアイデアが生まれてくるんです。コンバージョンについても社内で培ったノウハウをご提案させていただいているケースが多いですね。

 

向井氏:逆に何かシナラについて思ったことはありますか?常駐ではなく、受託での開発でしたけど。

 

GIG三浦:フィードバックのスピードがとても早かったです。大変助かりました。スケジュールでもご協力いただいたのが有難かったですね。また、システムでまだ作りきっていない箇所があっても、コンテンツの入稿と確認を並行して進めていただいた点は大きかったです。

 

GIG小林:松塚さん、向井さんのゴール設定が明確でしたので、スムーズな進行ができたと思います。

向井氏:今回のゴールは大きく2つでした。まず、サイトに訪れたユーザーが分かりやすいページになっていること。次に、コンバージョンが取れる設計になっていること。細かい点も重要ですが、この目標を明確にしていたのが良かったかもしれないですね。

 

GIG小林:デザインの実装を始めたときも、完成したモノをすぐにチェックいただいて、イメージを掴みながら進められたこともよかったですよね。

 

向井氏:よく全部画面ができてからチェックするというケースもあると思うんですけど、私は出来たところから確認した方がいいと思っています。マーケティングとは本来そういったことだと思いますし。サイト制作もPDCAを高速に回す感覚で捉えた方が、ローンチまでのスケジュールも早まりますよね。これは、私が制作する側だった経験知ですが。ちなみに、ゴールが明確じゃない案件ってあるんですか?

 

GIG三浦:ケースによってはありますね。その場合は、GIGからご提案して、プロジェクトの要件定義フェーズを設け、課題提起もGIGが務めさせていただています。

 

 

 

全プロジェクトメンバーで徹底的な議論を

GIG小林:今回のリニューアルプロジェクトで印象に残っていることはありますか?

 

松塚氏:これは僕の考え方なのですが、発注側が偉くて受託側が弱いって、すごくナンセンスだと思っているんです。一括納品もナンセンスだなって。だって、一緒に考えて作ったほうがいいモノになるに決まってるじゃないですか?

 

GIG三浦:おっしゃる通りだと思います。

松塚氏:シナラ、GO、GIGの3社ががワンチームになって進めることができた。これが印象に残ってますね。GIGさんって普段からそういうお仕事が多いんですか?

 

GIG三浦:はい。日頃からクライアントと一体となって納得ができるまでコミュニケーションをしています。

 

GIG小林:これは、社内でも心がけていることですね。GIGではプロジェクトのキックオフ段階から、ディレクター、デザイナー、エンジニアなどの全チームメンバーが設計などの議論を頻繁に行うことが多いです。

 

 

 

今後もチームとして改善に取り組む

GIG三浦:実際、リニューアルの仕上がりを見ていかがでしたか?

 

松塚氏:コンバージョンについてはまだリニューアルしてから日が浅いため、これからという段階だと思います。ただ、定性的な話で言えば非常に周囲からの評判がいいですね。とても洗練されているサイトが出来上がったと思っています。2、3年後に向けてしっかりとした準備ができた実感があります。

 

GIG三浦:ありがとうございます。2、3年後の御社についてもうかがってよろしいですか?

 

松塚氏:現在のシナラは営業活動が売上の軸になっています。ただ、営業活動での売上は労働集約型になるので、限界値がありますよね。シナラが更に飛躍し圧倒的なNO.1になるためには、営業活動をしなくても売上を作れる土台が必要だと考えています。

位置情報データを駆使したマーケティング戦略を普及させるためには、リードナーチャリングの段階から行う必要があります。そのためにも導線作りを意識することと、データを蓄積し、CVRを高めることが大切だと考えているわけです。

 

GIG小林:ありがとうございます。御社のこれからにも貢献できるよう尽力します。最後に、今後GIGに期待していることをお聞かせ下さい。

 

向井氏:そうですね。少し意地悪ですが、逆にこれからシナラのコーポレートサイトで改善できそうな施策とかってありますか?

 

GIG小林:ユーザーインタビューを実施したいです。今回、「分かりくい位置情報を分かりやすく伝える」ことも目的にされていたのできちんと達成できているか確認したいです。

 

GIG三浦:私はチャットボットの導入を検討しています。位置情報サービスは新しいサービスなので、わからない点、聞きたい点も多くあると思います。チャットを使ってライトに問い合わせができれば、今まで離脱していたリードにもアプローチできる可能性があると思います。

 

向井氏:ありがとうございます。ぜひ、お願いします。先程の質問にお答えすると、これから共にコーポレートサイトを育てていくことを期待しています。GIGさんの強みは納品して終わりではなく、改善してパフォーマンスを上げていくことだと思っていますので。これからもぜひご提案をいただきたいです。

 

松塚氏:私はPDCAよりもDCAPの考え方がすきです。まず、行動すること。これが大切だと思っています。行動してから学んで、改善して、また行動する。この繰り返しをGIGさんとなら今後も一緒にやっていけるだろうと思っています。

アイデアをスケールさせる以前に、いいアイデアを生み出すブレーンを揃えることも非常に大切なんです。ぜひ、これからもシナラのパートナーとして価値を発揮いただきたいですね。

 

GIG小林・GIG三浦:ありがとうございました。

 

今回制作したサイト: https://cinarra.co.jp/

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